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【新規上場(IPO)銘柄】PKSHA Technologyはアルゴリズムソリューションを展開、需給面の思惑も後押し
PKSHA Technology<3993>(東マ)は、本年9月22日に東京証券取引所マザーズ市場へ上場した。「未来のソフトウエアを形にする」というミッションのもと、未来のソフトウエアとしてのアルゴリズムを自ら形にすることで、様々な社会問題を解決し、近未来のポストデジタル情報社会へ向けて価値を創造するため、企業と顧客との関係を新しくするアルゴリズムソリューションを展開している。主として、自然言語処理、画像認識、機械学習/深層学習技術を用いたアルゴリズムソリューションを各種ハードウエア端末(サーバ、スマートフォン、医療機器、各種IoT機器)向けに開発・提供している。最先端のアルゴリズム開発から各種ハードウエア/ソフトウエアへの実装までをワンストップで行っており、情報科学分野の研究者・エンジニアにより構成されている。
自社アルゴリズムは、顧客企業のソフトウエア・各種ハードウエア端末向けにアルゴリズムモジュールを組み込むライセンス事業とアルゴリズムモジュールを組み合わせることで自社ソフトウエアを構築し販売する2つの事業で展開している。自社アルゴリズム製品の展開として、CELLOR(セラー)では、顧客情報等のデータ分析を自動化/半自動化する事により、データ分析のコストを削減した上で、優良顧客の離反防止・新規顧客の定着を促進。BEDORE(べドア)では、これまで人手で行われていた接客・コールセンター・FAQ対応の自動化/半自動化を実現。PKSHA Vertical Vision(パークシャバーティカルビジョン)では、様々なイメージング機器と連携して動作し、物体検知や物体認識を実現することでイメージング機器のサービス品質を高め、サービスモデルの変革を支援している。
前2017年9月期第3四半期業績実績は、7億0400万円、営業利益3億7000万円、経常利益3億6700万円、純利益2億5000万円に着地。
前17年9月期業績予想は、売上高8億9000万円、営業利益3億6100万円、経常利益3億4200万円、純利益2億3000万円を見込む。上場で得た資金は演算装置の購入や人員の採用などに充当し、先行投資を優先。配当は無配を予定している。
株価は、9月22日に公開価格2400円の2.3倍の5480円で初値をつけた後、10月10日高値1万4450円と上昇。その後、高値圏で頑強な動きとなっている。国立研究開発法人科学技術振興機構及び国立研究開発法人新エネルギー・産業技術総合開発機構主催の「大学発ベンチャー表彰2017」において「文部科学大臣賞」を受賞したことを市場が評価しているほか、トヨタ自動車が38万3300株(約3%)を取得し、人工知能(AI)分野での共同研究を強化するとの期待が膨らんでおり、需給面の思惑も後押しする形で高人気となっている。AIというテーマにも乗っており、上昇基調を強める可能性はありそうだ。(株式評論家・信濃川)(情報提供:日本インタビュ新聞社=Media-IR)
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※この記事は日本インタビュ新聞社=Media-IRより提供を受けて配信しています。
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