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【業績でみる株価】Hameeは自律調整一巡して上値試す、18年4月期増収増益・増配予想
Hamee<3134>(東1)は、スマホ・タブレット向けのアクセサリーを販売するコマース事業を主力として、クラウド型EC事業者支援のプラットフォーム事業も展開している。18年4月期第1四半期は大幅増収増益だった。通期も増収増益予想、そして増配予想である。株価は第1四半期業績を好感した9月の上場来高値更から利益確定売りで反落したが、自律調整一巡し、好業績を評価して上値を試す展開が期待される。
■コマース事業主力にプラットフォーム事業も展開
スマホ・タブレット向けのアクセサリーを販売するコマース事業を主力として、EC自動化プラットフォーム「ネクストエンジン」によるクラウド型EC事業者支援のプラットフォーム事業も展開している。また17年9月にはクマ型メッセージロボット「HAMIC Bear(はみっく ベア)を発表した。IoT分野に進出し、プラットフォーム事業との新たな相乗効果を創出する方針だ。
■18年4月期1Q大幅増収増益、通期も増収増益で増配予想
18年4月期第1四半期(5~7月)連結業績は売上高が前年同期比34.4%増の20億57百万円、営業利益が75.2%増の2億50百万円、経常利益が2.2倍の2億37百万円、純利益が2.0倍の1億73百万円だった。
コマース事業が35.4%増収、プラットフォーム事業が27.1%増収と、いずれも大幅伸長し、ネクストエンジン契約数5000社に向けたプラットフォーム事業の先行投資をコマース事業が吸収して大幅増益だった。主力のコマース事業では引き続き「iFace」シリーズが好調に推移した。プラットフォーム事業の総契約社数(OEM除く)は17年4月期末比125社増加の2767社となった。
18年4月期通期の連結業績予想は、売上高が17年4月期比9.6%増の93億20百万円、営業利益が5.0%増の11億61百万円、経常利益が10.4%増の11億57百万円、純利益が8.5%増の7億55百万円としている。そして配当予想は50銭増配の年間5円(期末一括)としている。
コマース事業、プラットフォーム事業とも好調に推移し、先行投資負担を吸収して最高益更新予想である。通期予想に対する第1四半期の進捗率は売上高22.1%、営業利益21.5%、経常利益20.5%、純利益22.9%である。やや低水準の形だが、スマホの新機種発表やクリスマス需要などの影響で第1四半期の構成比が小さい季節特性があるため、ネガティブ要因とはならない。通期ベースでも好業績が期待される。
■株価は自律調整一巡、好業績を評価して上値試す
株価は第1四半期業績を好感して9月15日に上場来高値となる2135円まで上伸した。その後は利益確定売りで反落したが自律調整の範囲だろう。9月29日の終値は1718円、今期予想連結PERは約36倍、時価総額は約273億円である。週足チャートで見ると13週移動平均線がサポートラインとなりそうだ。自律調整一巡し、好業績を評価して上値を試す展開が期待される。(MM)(情報提供:日本インタビュ新聞社=Media-IR)
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