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東芝、「限定付き適正」監査で有価証券報告書を提出
記事提供元:スラド
あるAnonymous Coward曰く、 東芝が8月10日、有価証券報告書を提出した。本来は6月末に提出すべき報告書だったが、同社と監査法人とで意見が対立していたために提出延期が申請されており、その期限が同日だった(日経新聞)。
監査法人であるPwCあらた監査法人は、2016年に公表された米原発子会社ウェスチングハウス(WH)での巨額損失について2015年時点で東芝経営陣が損失を認識していたと主張、会計処理に誤りがあるとしてしていた(時事通信)。しかし、監査が「不適正」となれば東芝は上場廃止となる可能性が高いこともあり、東芝は交渉を続けていた。
今回提出された報告書では「限定付き適正」となっており、ひとまず上場廃止にはならないという。一方で2017年3月末の内部統制報告書については「不適正」とされている。また、2017年前期末時点でのの債務超過額は5529億円となっており、これを2018年3月期末までに解消できない限り東芝は上場廃止となる。
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