世界中で「信頼性」評価が絶大!新型ランドクルーザーが高級感を増して登場

2017年7月24日 18:15

印刷

ランドクルーザー・ZX(オプション装着車)(写真: トヨタ自動車の発表資料より)

ランドクルーザー・ZX(オプション装着車)(写真: トヨタ自動車の発表資料より)[写真拡大]

  • ヒッチメンバー(オプション)
  • ランドクルーザー・ZX(ホワイトパールクリスタルシャイン、オプション装着車)

 7月20日、トヨタは、ランドクルーザーを一部改良し、全国のトヨタ店(大阪地区は大阪トヨペット)で発売した。

【こちらも】世界100カ国以上で年10万台販売、トヨタのベスト&ロングセラー・クロカン

■SUVとはちょっと違うクロスカントリーの王様

 現在、SUV(スポーツユーティリティビークル)は日本だけでなく、世界中で流行する車だが、ランドクルーザー(通称:ランクル)はその王者ともいえるクルマである。しかし、構造は別物なので注意する必要がある。SUVはモノコック構造、クロスカントリーはフレーム構造。トヨタ・ランドクルーザーはフレーム構造である。

 一般的なSUVでは、せいぜいちょっとしたデコボコ道は走行できると思うが、クロスカントリーのランクルはその比ではない。荒れた岩場や砂漠でもものともしない。川だって渡れるのだ。同じ走行をSUVでしたら、フレームがゆがんでしまったり、水中走行ではエンジンストップして車が壊れてしまうだろう。現在SUVと設定されている車の大半は市街地走行がメインの想定で、特に形だけSUVの車種であれば、最低地上高が低いために縁石だって乗り越えることはできないのだ。

 そんな中で「世界でもっとも悪路に強く、そしてもっともコワれにくい」と評価を得ているのが、トヨタ・ランドクルーザーである。道なき道を行くことができる、気温50度を超える砂漠でも故障しにくいということから、国連、国境なき医師団、世界各国のNGO、世界各国の政府機関、はたまたアラブの王族などからも高い信頼を得ているのである。

■今回の改良点

 今回は一部改良ということで、オート格納機能が追加されたサイドターンランプ付電動格納式リモコンカラードドアミラー、乗降時にステアリングが自動的にスライドしスムーズな乗降をサポートするパワーイージーアクセスシステム(運転席)が採用された。また、トレーラー(ボート・キャンピング)などをけん引するヒッチメンバーは全車オプション設定だ。

 その他、内装色には明るいニュートラルベージュが加わり、スマートキーはランドクルーザーのロゴを入れたデザインに変更。価格(消費税込)は、472万8240円~683万6400円となっている。

 一部改良によりさらに高級志向になったとはいえ、燃費を気にするクルマでもなく、あくまでも走破性能、耐久性を重視した車である。その性能を十分に発揮するには市街地走行ではもったいなく、本格的なアウトドアや災害救助など“働くクルマ”として大いに活用するのがいいだろう。(記事:kenzoogata・記事一覧を見る

関連キーワード

関連記事