日経平均反発 売り一巡後内需株などに買戻し

2017年7月20日 08:37

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記事提供元:フィスコ


*08:37JST 日経平均反発 売り一巡後内需株などに買戻し

■7/19の日経平均株価終値

2万0020円86銭 前日比+20円95銭

□その他の指数
・TOPIX      1621.87 前日比+1.39
・東証2部指数   6211.49 前日比+21.53
・東証マザーズ  1176.98前日比+5.61
・東証ジャスダック3299.81 前日比+12.48
本日の日経平均株価は反発。円高に振れた為替を嫌気し日本株は朝方から弱含みでの推移となりました。売り一巡後は内需株を中心に押し目買いが入りプラス圏に切り返したものの日銀金融政策決定会合の行方やECB理事会など重要イベントの通過を待つ様子見ムードから上値は重く小動きの展開に。業種別ではその他製品や水産、情報・通信が値上がり率上位となった一方金融や海運などが下落。個別では投機資金流入のシンワアート、アスラポートとの提携強化のフルッタフルッタなどがストップ高をつけました。東証1部の売買代金は2兆208億円。

■日経平均のテクニカル分析

日経平均株価は反発しました。寄り付きは売りが優勢とはなりましたが取引時間中は買い戻しが入り一目均衡表の雲の上で反発、基準線や転換線、短期と中期の移動平均線はまだ上値の抵抗に。狭いレンジでの推移が続いていますが、終値は2万円台を回復し底堅い値動きとなりました。

■今日動いた注目の銘柄群

<4570>免疫生物研究所
脂質分解酵素であるリパーゼのうちLPLとHTGLの活性を自動分析機で測定可能なキットを発売するとの発表。動脈硬化などの危険因子である脂質異常症、高TG血症などのうち、リパーゼ欠損または原因が不明な症例などの研究に貢献するため新製品を開発したとしておりこれが買い材料視され後場上げ幅を拡大しました。
<3694>オプティム
<8253>クレディセゾンと業務提携しスマートフォンユーザー向けアプリ「セゾンポイントモールアプリ」の提供を開始したと伝わりました。オプティムはユーザー保護と利便性を担保する総合ポイントサイトの運営を求めるクレディセゾンに対し高度で厳格なセキュリティ用件を満たすサービスを提供したとしています。
<9416>ビジョン
訪日外国人旅行者向けビジネスを展開する法人向けにウエアラブル音声翻訳デバイス「イリーforguest」の販売を開始したと発表。多言語対応力の向上によるサービスレベル・顧客満足度向上を図るのが狙いで、これを好感した買いが入ったことで本日続伸となりました。
<5218>オハラ
2018年を境に米国のZEV法が強化されるほか中国でもEVの普及を国策とする中でリチウムイオン電池の需給が逼迫、関連銘柄に投機資金が向かっている模様。本日もリチウム電池関連の有力株として同社に投機資金が流れこれで3日続伸です。
<3758>アエリア
子会社のチームゼロがVRリズムゲームシリーズ第1弾「FuluBeatVR」のリリースを決定。業績寄与への期待から大幅高となりました。同ゲームはスマートフォン向けVRゴーグルを装着し頭を振ることによりプレイするもので同社はVRリズムシリーズのタイトルを相次いで投入する方針です。


【ニュース提供・エムトレ】《FA》

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