【注目銘柄】サーラコーポレーションは上場来高値更新の展開、17年11月期利益・配当増額を好感して長期ボックス上放れ

2017年7月13日 16:03

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記事提供元:日本インタビュ新聞社

 サーラコーポレーション<2734>(東1)に注目したい。ガス販売のエネルギー&ソリューション事業、建築・土木のエンジニアリング&メンテナンス事業、住宅販売のハウジング事業、マンション分譲のプロパティ事業などを展開している。17年11月期利益予想と配当予想の増額修正を好感し、株価は上場来高値更新の展開となった。長期ボックスレンジから上放れた形であり、好業績を評価して上値を試す展開が期待される。

■17年11月期業績および配当予想を増額修正

 17年11月期第2四半期累計(12月~5月)の連結業績は、売上高前年同期比62.6%増の1057億80百万円、営業利益が同71.1%増の58億86百万円、経常利益が同69.0%増の60億82百万円、純利益が同76.7%増の40億円だった。

 計画に対して営業利益は11億36百万円、経常利益は13億82百万円、純利益は9億50百万円上回る大幅増益だった。16年7月完全子会社化した中部瓦斯とサーラ住宅に加えて、プロパティ事業において17年3月完成した新築分譲マンションの販売、さらに経費圧縮なども寄与した。

 そして通期の利益予想と配当予想を増額修正した。通期の連結業績予想は売上高を据え置いて16年11月期比34.3%増の2000億円、営業利益を5億円増額して同84.9%増の48億円、経常利益を6億50百万円増額して同63.4%増の50億円、純利益を3億50百万円増額して同62.2%減の30億円とした。

 下期の利益予想を減額した形だが再増額の可能性がありそうだ。なお純利益は16年11月期の特別利益に計上した負ののれん発生益102億10百万円が一巡して減益予想である。配当予想は期末2円増額して、年間17円(第2四半期末7円、期末10円)とした。16年11月期との比較では1円増配となる。

■株価は上場来高値更新、長期ボックスから上放れ

 株価は7月13日に831円まで上伸した。上場来高値更新の展開だ。週足チャートで見ると13週移動平均線がサポートラインとなった。また月足チャートで見ると700円近辺のフシを突破し、長期ボックスレンジから上放れた形だ。好業績を評価して上値を試す展開が期待される。(MM)(情報提供:日本インタビュ新聞社=Media-IR)

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