米FMCMが同社の建玉やビッグデータのデータを使用し、顧客用の新たな指標ツール(Sentiment Indicator Tools)を発表

2017年6月30日 14:42

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記事提供元:フィスコ


*14:42JST 米FMCMが同社の建玉やビッグデータのデータを使用し、顧客用の新たな指標ツール(Sentiment Indicator Tools)を発表

FXCMは、投資家が投資の決定に使用することができる新たな指標ツール(SentimentIndicatorTools)の提供をする。
FXCMは、投資家に有用なデータを提供するため、新しいツールを立ち上げた。そのツールは”MarketDataSignals”(市場データ信号)と呼ばれ、投資家が取引する際に必要な決断を手助けできる情報を提供することを目的としている。
FXCMは”FXCMMarketData”というアカウントをツイッターに設け、独自のツールから最新の情報を公開している。このツールの情報は、FXCMのウェブサイトからも直接入手することが可能である。投資家は、市場ポジショニングを見るだけでなく、新たな投資のチャンスを見つけることが可能だ。
最新の情報は、FXCMの投機センチメント指標(SSI)とグリッドシグナル指標(GSI)を元にリアルタイムで公開される。最新の情報を公開する、同社の独自のツールは、同社の建玉やビッグデータのデータを使用している。
SSIは取引帳簿からシグナルを導き出し、GSIはこれまでに分析されたパターンおよび傾向を認識する。

同社は、オープンポジションやクローズドポジションの新しい戦略を探すトレーダー向けのツールを追加することを目指している。
投資家が個人的なポジショニングを見ているとき、一面的なポジショニングの指標は通常正しい指標ではない。個人トレーダーが特定の資産の上昇に賭けているほど、この資産の価値は近い将来低下する可能性が高くなる。
投資家は一つの指標を頼りに投資決定を行うことに注意しなければならない。その理由は一つの指標だけでは、市場の動向を判断できないからだ。FXCMは投資家が投資決定の際に必要なもう一つの指標を提供する。(出典:FinanceMagnates)

■エムトレの視点

FXCMといえば、日本でも非常に馴染み深く、FXブローカーの老舗だ。同社は2015年のスイスフランショック時に痛手を負い、事業を切り売りしながらブランドは生き残った。しかしながら、FXCMのブランドのみではなく、同社の鋭い洞察力や顧客向けの万全なサービスは依然として有効であることを思い知った。多くの新興FX会社が世界中で誕生する中、今後も同社の技術力やサービスに目が離せない。


【ニュース提供・エムトレ】《FA》

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