【新規上場(IPO)銘柄】ユナイテッド&コレクティブは、年間で22店舗の新規オープンを予定、7月14日に第1四半期決算を発表

2017年6月28日 09:21

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記事提供元:日本インタビュ新聞社

 ユナイテッド&コレクティブ<3557>(東マ)は、本年2月23日に東京証券取引所マザーズに上場。東京23区を中心とした首都圏において飲食事業を行っている。商品の絞り込み、作業の機械化・自動化、精緻な教育制度・免許制度、直営出店主義、ドミナント出店という5つの打ち手で、各店舗で食材加工度を高く維持しながら多店舗展開するISP戦略を元に、全店舗直営主義を継続し、食材と調理方法にこだわり、さらなる商品力の向上とブランド力の強化に努めている。4月現在、居酒屋業態として鶏料理居酒屋「てけてけ(50店舗)」、ファーストフード業態としてハンバーガーカフェ「the 3rd Burger(4店舗)」、創業ブランドである和食「心(2店舗)」の3ブランドを直営方式で店舗展開している。

 鶏料理居酒屋「てけてけ(50店舗)」では、高度成長期をコンセプトにした店内で、新鮮な鶏肉を生のままから焼き上げるこだわりの「塩つくね」や、同社オリジナルの濃厚コラーゲンスープを使った「博多水炊き」などの鶏料理を中心とした居酒屋で、自家製サワーやオリジナル日本酒・焼酎なども充実している。ハンバーガーカフェ「the 3rd Burger(4店舗)」では、毎日食べても体が喜ぶ、これまでにない第3のハンバーガーカフェで、バンズは、保存剤・防腐剤を加えることなく、パン種を毎日各店舗で発酵させ、オーブンで焼き上げるほか、パティは、生のブロック肉を毎日各店舗でカットしミンチにして成形を行っている。和食「心(2店舗)」では、「日本の潔さ」をコンセプトに、奇をてらわず、本物の食材を日本全国から仕入れ、海鮮料理を中心とした骨太な和食を提供している。

 同社は、「200-20(Two hundred―Twenty)」を掲げ、2020年末までの200店舗の展開を中期ビジョンとしているが、今2018年2月は年間で22店舗の新規オープン予定。今18年2月期業績予想は、売上高68億8200万円(前期比25.6%増)、営業利益3億円(同18.1%増)、経常利益2億7300万円(同21.9%増)、純利益1億5500万円(同18.0%減)を見込む。配当については、事業規模や収益が安定成長期に入ったと判断された段階で、財務状況や業績・投資計画等を十分に勘案した上で、早期の利益配当の実施に向けて取り組む意向。

 株価は、2月28日につけた上場来の高値7200円から4月19日に上場来安値3820円と47%調整。5月12日高値4905円と買い直された後、モミ合っている。7月14日に予定される今2月期第1四半期決算の発表で好業績が確認されれば、二番底形成からリバウンド局面入りが期待される。ここからの押し目に注目したい。(株式評論家・信濃川)(情報提供:日本インタビュ新聞社=Media-IR)

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