22日の香港市場概況:ハンセン0.9%高と続伸、テンセント連日で高値更新

2017年5月22日 19:21

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記事提供元:フィスコ


*19:21JST 22日の香港市場概況:ハンセン0.9%高と続伸、テンセント連日で高値更新
週明け22日の香港市場は値上がり。主要50銘柄で構成されるハンセン指数が前営業日比216.47ポイント(0.86%)高の25391.34ポイントと続伸し、本土企業株で構成されるH株指数が106.93ポイント(1.04%)高の10374.32ポイントと5日ぶりに反発した。ハンセン指数は約1年10カ月ぶりの高値を切り上げている。売買代金は818億5000万香港ドルに拡大した(19日は701億2300万香港ドル)。

海外株高が追い風。原油相場の大幅続伸を材料に、先週末の欧米市場で主要株価指数が軒並み上昇したことを好感した。上海商品取引所でこの日、非鉄や鉄鋼などの上場商品が急伸したことも投資家心理を上向かせている。香港の各指数は上げ幅を徐々に広げた。ハンセン指数の構成銘柄では、中国平安保険(2318/HK)が4.1%高、吉利汽車HD(175/HK)が3.6%高、銀河娯楽集団(27/HK)が2.9%高と上げが目立っている。保険株に関しては、中国保険監督管理委員会が保険各社に対し、「リスクを低く抑えることを前提に、重要なインフラ建設プロジェクトに投資することを支持がする」と通達したことが支援材料となった。インターネットサービス最大手の騰訊HD(テンセント・ホールディングス:700/HK)は2.6%高の275.40香港ドルと続伸。連日で上場来高値を更新している。ブローカー各社が相次いで同社株の強気見通しを明らかにしたことなどが手がかりだ。

資源・素材セクターもしっかり。石炭のエン州煤業(1171/HK)が2.8%、石油の中国石油天然気(ペトロチャイナ:857/HK)が1.1%、非鉄の中国アルミ(チャルコ:2600/HK)が1.7%、鉄鋼の馬鞍山鋼鉄(323/HK)が6.9%ずつ値を上げた。市況高がプラス。なかでも、鉄筋先物は先週、週間で8%超上昇し、本日も堅調に推移した。

薬品関連セクターも物色される。中医薬メーカーの中国神威薬業集団(2877/HK)が2.3%高、中医薬を中核とする薬品メーカーの広州白雲山医薬集団(874/HK)が1.4%高、抗生物質・ビタミンC生産の石薬集団(CSPCファーマシューティカル・グループ:1093/HK)が1.2%高、薬品卸で中国最大手の国薬HD(サイノファーム・グループ:1099/HK)が3.3%高で引けた。

一方、本土市場は反落。主要指標の上海総合指数は、前営業日比0.48%安の3075.68ポイントで取引を終えた。不動産株や証券株が安い。ゼネコンや建材などインフラ関連株も下げが目立った。半面、白酒(中国の蒸留酒)メーカー最大手の貴州茅台酒(貴州マオタイ:600519/SH)は0.22%高の441.78人民元と続伸。小幅ながら連日で上場来高値を更新した。時価総額は5549億6300万人民元(約8兆9984億円)に膨らんでいる。


【亜州IR】《SK》

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