17日の香港市場概況:ハンセン0.2%安と続落、マカオ・カジノ株さえない

2017年5月17日 18:32

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記事提供元:フィスコ


*18:32JST 17日の香港市場概況:ハンセン0.2%安と続落、マカオ・カジノ株さえない
17日の香港市場は値下がり。主要50銘柄で構成されるハンセン指数が前日比42.31ポイント(0.17%)安の25293.63ポイント、本土企業株で構成されるH株指数が50.55ポイント(0.48%)安の10383.14ポイントとそろって続落した。売買代金は695億9600香港ドルにやや縮小している(16日は780億4300万香港ドル)。

米中の景気懸念がくすぶる。直近で公表された景気指標では、景気足踏みを示唆する内容が多い。米国で昨夜発表された今年4月の住宅着工件数は、予想に反し前月比で減少した。中国でも同月の経済指標が総じて下振れている。ハンセン指数は依然として約1年10カ月ぶりの高値水準で推移していることもあり、利益確定の売りに押された。

ハンセン指数の構成銘柄では、マカオカジノ株がさえない。銀河娯楽集団(ギャラクシー・エンターテインメント:27/HK)が2.3%安、金沙中国(サンズ・チャイナ:1928/HK)が0.9%安で引けた。マカオで16日にアジア最大規模のカジノ見本市が開幕したものの、特段の買い材料とはなっていない。会期は18日まで。カジノ関係者からは、日本進出に意欲を示す声が多く聞かれた。香港拠点の不動産株や金融株も売られる。恒基兆業地産(ヘンダーソンランド:12/HK)が1.5%安、東亜銀行(23/HK)が1.4%下げた。

H株保険セクターの一角も安い。新華人寿保険(1336/HK)が2.2%、中国人寿保険(チャイナライフ:2628/HK)が1.4%、中国太平洋保険集団(2601/HK)が1.2%ずつ下落した。引き締めの動きを警戒。中国保険監督管理委員会はこのほど、高利回りの保険商品「万能険(ユニバーサル保険)」の販売に対する規制を一段と強化した。

本土市場は5日ぶり反落。主要指標の上海総合指数は、前日比0.27%安の3104.44ポイントで取引を終えた。保険株が軒並み安。銀行株や石油株なども下げた。半面、河北省での「雄安新区」設立に絡み同地や北京、天津などに事業拠点を置く銘柄群の一角には買いが継続している。

【亜州IR】《WA》

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