11日の香港市場概況:ハンセン0.4%高と4日続伸、瑞声科技は11%安と急落

2017年5月11日 18:10

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記事提供元:フィスコ


*18:10JST 11日の香港市場概況:ハンセン0.4%高と4日続伸、瑞声科技は11%安と急落
11日の香港市場は値上がり。主要50銘柄で構成されるハンセン指数が前日比110.13ポイント(0.44%)高の25125.55ポイント、本土企業株で構成されるH株指数が30.21ポイント(0.30%)高の10257.63ポイントとそろって4日続伸した。ハンセンは約1年10カ月ぶりの高値を切り上げている。一方、売買代金は815億7100万香港ドルにやや縮小した(10日は936億4400万香港ドル)。

本土資金の流入増加期待で買われる展開。中国本土と香港の相互取引では、10日に上海経由の香港株買い越し規模が約3カ月ぶりの高水準を記録した。金利の低下もプラス。中国や香港、米国などで軒並み短期金利が低下した。実体経済の追い風になると期待されている。

ハンセン指数の構成銘柄では、民間自動車メーカーの吉利汽車HD(175/HK)が3.7%高、発電大手の華潤電力HD(836/HK)が2.7%高、不動産投資信託の領匯房地産投資信託基金(リンク・リート:823/HK)が2.0%高と上げが目立った。発電株に関しては、「中国政府が電力業界の大型再編を検討している」と週初めに報じられたことが改めて材料視されている。

H株金融セクターもしっかり。華泰証券(HTSC:6886/HK)が2.0%、広発証券(1776/HK)が1.4%、中国人民財産保険(2328/HK)が1.7%、中国人民保険集団(1339/HK)が1.3%、招商銀行(3968/HK)が1.0%ずつ上昇している。証券株については、本土と香港間の債券相互取引を認める「債券通」について、数週間内に詳細が発表されるとの見通しが手がかり。手数料収入増の思惑が高まった。

一方、他の個別株動向では、小型電子部品メーカー大手の瑞声科技HD(AACテクノロジーズ・ホールディングス:2018/HK)が10.5%値下がり。空売り投資ファンドのゴッサム・シティ・リサーチが同社に関し、粉飾決算の疑いなどを指摘するリポートを発表したことが売り材料視された。

本土市場は反発。主要指標の上海総合指数は、前日比0.29%高の3061.50ポイントで取引を終えた。石油株や銀行株など大型株が上昇する。河北省での「雄安新区」設立に絡み同地や北京、天津などに事業拠点を置く銘柄群も買われた。

【亜州IR】《DM》

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