米政府、旅客機客室内への電子機器持ち込み制限を欧州出発便にも拡大か

2017年4月28日 21:30

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記事提供元:スラド

headless曰く、 米国が実施している旅客機客室内への電子機器持ち込み制限について、欧州出発便にも拡大される可能性をThe Guardianが報じている(Guardian9to5MacThe Next Web)。

 The Guardianの情報提供者によると、米政府は英国出発便についても制限の適用を検討しているという。英当局では、米政府が欧州出発便への拡大を検討中とみているようだ。また、英政府関係者は英国出発便が対象になるかどうかは不明としつつ、米国が制限の拡大を検討していることを示唆したとのこと。一方、米国土安全保障省では制限の拡大について決定していることはないと述べているとのことだ。

 電子機器の客室内持ち込み制限が現在実施されているのは、米航空会社運航便を除くエジプト、ヨルダン、クウエート、モロッコ、カタール、トルコ、サウジアラビア、アラブ首長国連邦(UAE)の8か国。スマートフォンよりも大きな電子機器が対象となっている。これらの国は、1月にドナルド・トランプ大統領が入国制限を行おうとした中東6か国とは異なる。

 一方、英国ではトルコ、レバノン、ヨルダン、エジプト、チュニジア、サウジアラビアの6か国から英国への直行便について、16㎝×9.3cm×1.5cmを超える大きさの電子機器の客室内持ち込みを禁じている。こちらは英航空会社の運航便も対象だ。

 米国の電子機器持ち込み制限が欧州出発便にも拡大される場合、米航空会社の運航便が少ない中東からの直行便とは異なり、米航空会社も対象になる可能性もある。

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