今週のマーケット展望「地政学的リスクの高まりから様子見ムード」~マネックス証券チーフ・ストラテジスト広木隆氏(飯村真由)

2017年4月10日 12:36

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記事提供元:フィスコ


*12:36JST 今週のマーケット展望「地政学的リスクの高まりから様子見ムード」~マネックス証券チーフ・ストラテジスト広木隆氏(飯村真由)
こんにちは、フィスコリサーチアナリスト飯村真由の「マネックス証券の気になるレポート」です。先週は米雇用統計や米中首脳会談などの重要なイベントが続きましたが、これを受けた今週の動きが気になるところですね。さて、マネックス証券の「メールマガジン新潮流」が、4月10日に配信されました。その中から今回は、同証券のチーフ・ストラテジスト、広木隆氏のレポート「今週のマーケット展望」の内容をご紹介いたします。

広木さんは今週の動きについて、『地政学的リスクの高まりやFRBの金融政策に対するスタンスなど不安・不透明材料が多いなかで今週末はイースターのグッドフライデーで海外市場の多くは休場、欧米投資家はイースター休暇に入る。(中略)投資家の一部はイースター休暇前にポジションを落とすなり、ヘッジをかけるなりするだろう。そうした売り圧力で今週の日本株相場の上値は重そうだ』と伝えています。

また上記を踏まえて、今週の日経平均については、『日経平均の下値メドとしては、昨年11月安値~今年3月高値までの上昇幅に対する1/3押し(18,482円)や半値押し(17,889円)を指摘する声が多い。一方でRSIや東証1部騰落レシオなどのテクニカル指標の一部には売られ過ぎを示すサインも点灯、一旦は底入れから反発を探るタイミングかとも思われる。日経平均のローソク足チャートは3/30以降、先週末まで7日連続陰線である。この悪い流れを断ち切りたいところである』と分析し、『今週の予想レンジは18,400−19,000円としたい』と書かれています。

広木さんは今週注目する経済指標として『日本では10日の3月景気ウォッチャー調査、中国では13日の3月貿易収支、そして14日に発表される米国の3月小売売上高』を挙げています。また経済指標ではないものの、14日のトランプ政権による為替報告書の公表で中国を為替操作国と認定するか否かにも注目されているようです。

飯村真由の「気になるレポート」はマネックス証券の「メールマガジン新潮流」に掲載されたレポートを飯村真由の見解で注目し、コメントしています。レポート発行人との見解とは異なる場合があります。詳細は発行人のレポートをご確認くださいね。

フィスコリサーチアナリスト飯村真由《SK》

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