東芝、決算発表の3度目延期の可能性 回避のため監査無し発表も

2017年4月7日 15:26

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記事提供元:スラド

あるAnonymous Coward 曰く、 本来であれば2月に発表されるはずであった東芝の2016年4~12月期決算だが、東芝が3度目の発表延期を行う可能性があるという報道が出ている(日経新聞時事通信ITmedia)。

 監査法人側が子会社の米ウエスチングハウスの2015年4~9月期の経営判断について、経営陣が巨額損失の可能性を認識していた疑いがあると指摘しているため。東芝はウエスチングハウスの原子炉建設事業について昨年末に突然巨額損失の可能性を明らかにしたが、こういった巨額損失が突然発生するとは考えにくく、過去にあった損失が正しく計上されていなかったのではないかという声もあるようだ。

 決算の提出期限は4月11日と迫っており、東芝が監査法人の承認を得ないまま決算発表を行うという異例の手段に出る可能性も報じられている。監査無しでの発表と言うことは客観性に欠ける決算を公表することになるわけで、東証がこれを認めるのかどうかも注目である。

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