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東日本大震災6周年式辞、首相は「原発」に触れず
安倍晋三総理が11日の東日本大震災6周年追悼式式辞に、最も悲惨な事態を現在も招いている東京電力福島第一原発事故について触れなかった。この式時に違和感を覚えたとの声が出ている。
原発事故のために今も故郷を追われている人たちが多くいる中で、原発をエネルギーとして活用することの是非についても、世論が二分する中、なぜ触れなかったのか、原発再稼働や海外への原発輸出に積極姿勢の安倍政権を象徴するものとの指摘もある。
総理の式辞は「東北地方を中心に未曾有の被害をもたらした東日本大震災の発生から6年の歳月が流れた。被災された全ての方々に心からお見舞いを申し上げる」としたうえで「福島においても順次避難指示の解除が行われるなど、復興は新たな段階に入りつつあることを感じます。しかしながら、今なお12万人の方が避難され、不自由な生活を送られている」と触れる程度で、『原発事故』との言葉さえ、入れない式辞になっていた。
また「東日本大震災の教訓と我が国が有する防災の知見や技術を世界の皆様に役立てていただくことは我々の責務であり、今後、防災分野における国際貢献を一層強力に進めてまいります」とは語ったが、世界が経験したことのない地震による津波、その津波による原発事故、加えて、想定外の高さの津波と言いながら、実は、想定できていたとも言われることから、対応しなかった東電による人災ともいわれる原発事故。安倍総理が原発事故を入れなかったことに対する違和感の声もでている。(編集担当:森高龍二)
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※この記事はエコノミックニュースから提供を受けて配信しています。
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