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正規と非正規の不合理な待遇差「認めない」、安倍首相
安倍晋三総理は5日、都内で開かれた日本経済団体連合会など経済3団体共催の新年祝賀パーティで挨拶し「経済界の皆様には是非、時代を画するようなイノベーションを起こしていただきたい」とエールを送った。
そのうえで「今年は働き方改革断行の年」と語り「正規労働者と非正規労働者の不合理な待遇差は認めない。昨年末、ガイドライン案をお示ししましたが、裁判での強制力をもたせるよう、法改正案を国会に提出する予定」。あわせて「仕事と子育てや介護を無理なく両立できるよう、時間外労働の上限規制を実施するための労働基準法改正案を国会に提出する」と語った。
また、安倍総理は賃上げ、ベアの実施を求めた。安倍総理は「過去3年、今世紀に入って最高水準の賃上げを続けて頂いた。改めて御礼を申し上げたい」としたうえで「今年も是非、少なくとも『昨年並みの水準の賃上げ』、『我が国として4年連続のベアの実施を』お願いしたい」と要請した。
会場を見渡しながら安倍総理は「多くの方にうなずいていただけたような気がするわけでありますが」と語り「物価上昇に後れを取らないような賃上げがあってこそ、しっかりとデフレから脱却して、持続的に経済を力強く成長させていくという道に進んでいくことができる」と協力を求めた。
また、安倍総理は「下請等の取引条件が改善していくよう、指導力を発揮していただきたいとお願いを申し上げる」とも語り、取引関係での下請け業者への配慮を求めた。そのうえで安倍総理は「皆様の御協力を得て、デフレからの脱却をしっかりと果たしていく決意です」と訴えた。(編集担当:森高龍二)
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※この記事はエコノミックニュースから提供を受けて配信しています。
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