【注目銘柄】パレモは17年2月期第3四半期累計が大幅増益で通期増額余地

2016年12月29日 11:51

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記事提供元:日本インタビュ新聞社

 婦人衣料専門店チェーンのパレモ<2778>(JQ)に注目したい。28日発表した17年2月期第3四半期累計の非連結業績は大幅増益だった。既存店売上も改善傾向を強めており、通期予想に増額余地がありそうだ。株価は急伸した9月の年初来高値に接近している。収益改善を評価して上値を試す展開だろう。

 17年2月期第3四半期累計の非連結業績は、売上高が前年同期比9.8%減の187億85百万円、営業利益が同5.9倍の5億70百万円、経常利益が同4.4倍の5億85百万円、純利益が2億78百万円(前年同期は1億48百万円の赤字)だった。不採算店中心に60店舗の退店を実施したため減収だったが、既存店売上が104.0%と好調に推移し、商品供給と在庫のコントロール適正化などの効果で収益が大幅に改善した。

 通期予想は据え置いて、売上高が前期比11.7%減の241億円、営業利益が同4.4倍の6億円、経常利益が同3.3倍の6億20百万円、純利益が1億80百万円(前期は3億13百万円の赤字)としている。通期予想に対する第3四半期累計の進捗率は売上高が77.9%、営業利益が95.0%、経常利益が94.4%、純利益が154.4%と高水準である。

 また月次売上(速報)によると、16年12月は全社が88.0%だが、既存店が101.7%と好調だった。既存店は3カ月連続のプラスとなり、3月~12月累計でも103.8%と好調である。既存店売上の改善傾向も考慮すれば通期予想に増額余地がありそうだ。

 株価は10月~11月の直近安値圏300円割れ水準から反発し、急伸した9月の年初来高値368円に接近している。日足チャートで見ると25日移動平均線、週足チャートで見ると13週移動平均線がサポートラインの形だ。収益改善を評価して上値を試す展開だろう。(情報提供:日本インタビュ新聞社=Media-IR)

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