【注目銘柄】地盤ネットホールディングスは安値圏モミ合い上放れ、17年3月期第2四半期累計が計画超の大幅増益で通期も増額余地

2016年11月24日 15:08

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記事提供元:日本インタビュ新聞社

 地盤解析・地質調査サービスを展開する地盤ネットホールディングス<6072>(東マ)に注目したい。17年3月期第2四半期累計(4~9月)は計画超の大幅増益だった。そして通期予想にも増額余地がありそうだ。株価は安値圏モミ合いから上放れの動きを強めている。戻りを試す展開が期待される。

 11月11日発表した17年3月期第2四半期累計の連結業績(11月9日に増額修正)は、売上高が前年同期比12.7%増の13億54百万円で、営業利益が同9.5倍の1億67百万円、経常利益が同8.4倍の1億68百万円、純利益が1億23百万円(前年同期は3百万円)だった。

 売上面では4月に販売開始した全自動の調査測定器(iGP)の販売数が堅調に推移した。スマホ・タブレット端末対応「じぶんの地盤アプリ」サービスを提供し、ユーザー数が5万件を突破した。利益面では一般消費者向けプロモーション活動を下期に変更したため費用発生が下期に後ズレしたことも寄与した。

 通期連結業績予想は据え置いて、売上高が前期比10.3%増の26億31百万円、営業利益が同3.9%増の2億21百万円、経常利益が同3.6%増の2億23百万円、純利益が同1.7%増の1億34百万円としている。通期予想に対する第2四半期累計進捗率は売上高51.5%、営業利益75.6%、経常利益75.3%、純利益91.8%である。費用発生が下期に後ズレしたことを考慮しても高水準であり、通期予想にも増額余地がありそうだ。

 株価は安値圏300円近辺でモミ合う展開だったが、第2四半期累計の大幅増益も好感して上放れの動きを強めている。11月22日には357円まで上伸する場面があった。週足チャートで見ると上向きに転じた13週移動平均線がサポートラインとなり、26週移動平均線に続いて52週移動平均線突破の動きを強めている。戻りを試す展開が期待され、モミ合い上放れて上げ足を速める可能性がありそうだ。(情報提供:日本インタビュ新聞社=Media-IR)

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