G20会議で財政出動の必要性について議論されるか?

2016年4月13日 09:46

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記事提供元:フィスコ


*09:46JST G20会議で財政出動の必要性について議論されるか?
 国際通貨基金(IMF)は12日、2016年の世界経済成長率予想を1月時点から引き下げたことを発表した。IMFは、中国の景気減速、原油安、先進国の景気低迷が成長見通しを引き下げた理由に挙げている。2016年の世界経済の成長見通しは1月時点で予測した3.4%から3.2%になった。IMFの発表は想定の範囲内との見方は多く、IMFが成長見通し引き下げの一因とした原油安は一服しており、12日のNY原油先物は42ドル台に上昇している。

 ただし、世界経済の減速に対する市場の懸念が消え去ったわけではない。米国が利上げを継続した場合、市場関係者の間では、米国の個人消費を抑制する可能性があることや新興国通貨の下落などが懸念されており、これらの影響で金融市場の不確実性は再び高まるとの見方がある。

 今週14-15日に開催される20カ国・地域(G20)財務相・中央銀行総裁会議で、財政出動による景気刺激策や有効的な金融緩和策についての話し合いがない場合、世界経済の成長鈍化に対する市場の懸念は再び高まるおそれがある。《MK》

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