【狙い場・買い場】新東は好業績で割安感、通期営業利益3.9倍

2016年2月9日 09:37

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記事提供元:日本インタビュ新聞社

 新東<5380>(JQS)は、ミニゴールデンクロスを示現。好業績の割安感がある銘柄として注目したい。

 同社は、創業以来、常に「オンリーワン」を基本理念とし、時代の進展とともに多種多様化する住宅様式と顧客のニーズにあわせた、粘土瓦の製造・販売を行っている。同社は、太陽光発電システム、軽量瓦、防災瓦、廃材の減少と工期の短縮を可能にしたシステム瓦等の環境に配慮した製品づくりに取り組んでいる。同社の研究努力が認められ、「愛知ブランド企業」として認定を受けている。足元では、主力の陶器瓦セラムシリーズ「CERAM-F FLAT」やリフォーム用屋根材「SHINTOかわらS」が好調に推移している。

 5日前場立会中に発表した今16年6月期第2四半期業績実績は、売上高が従来予想の7300万円から36億5400万円(前年同期比5.4%増)、営業利益が同7300万円から1億5700万円(同10倍)、経常利益が同7500万円から1億6900万円(同6.5倍)、純利益が同3500万円から1億2200万円(同10.8%減)に増額した。

 通期業績予想も、売上高が従来予想の69億1100万円から70億1600万円(前期比2.6%増)、営業利益が同8300万円から1億5700万円(同3.9倍)、経常利益は同9000万円から1億6700万円(同2.8倍)、純利益が同5900万円から1億0600万円(同28.1%減)に増額した。年間配当は期末一括7.5円継続を予定している。

 株価は、昨年6月1日につけた昨年来の高値275円から8月25日に昨年来の安値200円と調整。1月22日に200円と売り直されて上昇。ミニゴールデンクロスを示現しており、システム瓦や防災瓦、太陽光発電システムなど高機能屋根材を手掛ける同社への関心が高まると期待したい。今期予想PER7倍台・PBR0.23倍と割安感があるほか、配当利回り3.4%と利回り妙味がソコソコあり見直し余地はある。二番底形成から出直る動きとなるか注目したい。(N)(情報提供:日本インタビュ新聞社=Media-IR)

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