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イオンモール、日立金属、東北電力など/本日の注目個別銘柄
<4996> クミアイ化 1032 +26しっかり。前10月期営業利益は33%増益の35億円程度になったもようとの観測報道が伝わっている。畑作用除草剤が米国で好調だったもよう。会社側の計画は期初から34億円だが、上半期は計画を下振れていたこともあって、上振れ決算をストレートにポジティブ視する流れとなっている。
<6278> ユニオンツール 3485 +400上昇率トップ。18.12期まで還元性向を100%以上にするとの報道が伝わっている。配当が純利益の約25%、自社株買いが約75%とし、取得した自社株は原則消却するもよう。今期に関しては自社株買いなども実施済みであるが、来期以降も高水準の自社株買いが継続するとの期待が高まる展開に。積極的な株主還元方針のスタンスなどに対する評価も。
<9506> 東北電力 1498 -122売り優勢。CB1200億円の発行を発表している。転換価額は3年物500億円が1960円、5年物700億円が1992円となっている。潜在株式数の比率は12.15%になるもよう。潜在的な希薄化懸念を嫌気する動きが先行しているが、電力各社は総じて、ファイナンスの必要性が意識されていたこともあり、希薄化分までは株価が下落する状況となっていない。
<8905> イオンモール 2090 +140大幅続伸。前日に発表した自己株式の取得実施が買い材料になっている。発行済み株式数の1.4%に当たる340万株を取得上限としており、12月1日から1月15日までを取得期間としている。目先の需給改善期待などが先行する格好に。なお、自己株式取得の理由は、株主還元のほか、OPA社の完全子会社化に伴う株式交付のためとしている。
<5486> 日立金属 1541 +78買い優勢。クレディ・スイス証券(CS)では投資判断を「ニュートラル」から「アウトパフォーム」に格上げしている。目標株価も1840円から1890円に引き上げへ。収益予想の下方修正発表後に株価は急落、PER、相対PERなどは過去10年間の最低水準にまで下落した結果、割安感が台頭したと判断しているもよう。売上高の約50%は自動車向けであり、国内外とも自動車市場の回復感が出てきたことは株価反転に向けた好材料と指摘している。
<4246> ダイキョーニシカワ 8580 +650大幅続伸。ゴールドマン・サックス証券(GS)が投資判断「バイ」を継続、目標株価を7900円から9300円に引き上げていることが材料視されている。マツダ<7261>は向こう3年間にわたり日系完成車メーカーの中で最も力強い台数成長ポテンシャルがあるメーカーと指摘、そのマツダを最大顧客とし、内外装を手掛ける同社は恩恵を最大限享受でき、今後も力強い収益モメンタムが続くと判断しているようだ。
<6857> アドバンテスト 1058 +65上げ目立つ。マッコーリー証券では投資判断を「ニュートラル」から「アウトパフォーム」に格上げ、目標株価も1000円から1310円に引き上げている。株価はここ半年間、ベンチマークを大幅に下回る推移となっており、PBR水準は過去最低水準にまで調整してきている。足元のテスター需要の弱さは相当程度織り込み済みであり、今後は受注回復とともに見直しの動きが強まって行くと捉えているもよう。
<3436> SUMCO 1318 +70買い優勢。シティグループ証券では、目標株価を1950円から1800円に引き下げているものの、投資判断は「1」を継続している。値上げ浸透は従来予想の来年4-6月期から7-9月期にずれ込む可能性が高く、株価の本格的な上昇も少し先になる公算だが、需要量のボトムは今年の10-12月期となる公算が大きく、株価は底打ちして上値を探る展開になると判断している。《XH》
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