三越伊勢丹HDとJAL、ポイントとマイルの交換サービスなどの提携へ

2015年8月24日 22:21

印刷

 三越伊勢丹ホールディングスとJALは24日、顧客の利便性とサービス向上、相互送客による企業価値向上を目的とした包括的業務提携に向けた検討を開始することに合意したと発表した。今後、三越伊勢丹のポイントとJALのマイル(JAL マイレージバンク)の交換サービスを 2016年4月より開始するなど、業務提携を推進させていく。

 両社によると、今回の業務提携の背景には、総人口の減少に伴う市場規模の縮小や、小売業における百貨店各社、EC通販、大規模ショッピングセンター、量販店などの異業態との競争激化のほか、航空業ではLCCを含むエアライン各社との競争激化という厳しい経営環境がある。

 今後両社間で協議・検討を行うことについて合意した主な内容は以下の通りとなる。

・三越伊勢丹のポイントと JALのマイル(JAL マイレージバンク)の交換サービスを2016年4月より開始。
・三越伊勢丹とJALの優良顧客への相互サービス、特別サービスの提供。
・両社で新たな価値を持つ提携カードの発行。
・両社が持つ顧客接点やノウハウ・スキルを活用した店頭販売商品や 機内販売商品、旅行商品などを新たに共同で開発。
・イベントの開催。
・両社の海外拠点を活用したプロモーションや買上品の空港への配送サービスなどのアウトバウンドやインバウンド施策。(記事:町田光・記事一覧を見る

関連記事