DNP、ビッグデータ分析基盤を構築 IBMのデータ分析ソリューションを活用

2015年7月23日 12:17

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 大日本印刷(DNP)と日本アイ・ビー・エム(IBM)は23日、DNPがマーケティング向けに活用するビッグデータ分析基盤を構築したと発表した。今後も需要の拡大が見込まれる各種ビッグデータの分析環境を整え、生活者に最適なプロモーション施策の立案が行える高度なマーケティング活動の実現と、収益性向上、競争力強化を目指すという。

 この分析基盤は、ビッグデータを超高速処理するために設計、開発されたプロセッサー「POWER8」搭載サーバーをはじめとするIBMのデータ分析ソリューション群を活用している。ビッグデータを超高速処理するために設計、開発されたプロセッサー「POWER8」を搭載するLinux専用機「IBM Power Systems S812L」サーバー12台と、大容量の非構造化データを並列分散処理するHadoopの機能を備えるソフトウェア製品「IBM InfoSphere BigInsights」を組み合わせた。

 また、最新のデータ分析テクノロジーを、専門のメンバー以外も容易に活用できるようにするため、従来のデータベース技術者のSQL(データベース言語)スキルをそのまま生かしてHadoopを活用できる「IBM InfoSphere BigInsights」のBigSQL機能を搭載している。このため、既存の「IBM PureData System for Analytics」と「IBM SPSS Modeler」で構成される分析システムとデータを連携し、ユーザーが一元的にデータを加工・分析することが可能になった。

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