NEC、閲覧履歴やパスワードを残さないブラウザと法人向けタブレット新製品

2015年7月22日 11:49

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「セキュアブラウザ」を利用し、閲覧が拒否されたURLを示す画面イメージ(写真:NEC発表資料より)

「セキュアブラウザ」を利用し、閲覧が拒否されたURLを示す画面イメージ(写真:NEC発表資料より)[写真拡大]

 NECは21日、業務システムでの安全な利用を実現する「セキュアブラウザ」とセキュリティを強化した法人向けAndroidタブレット「LAVIE Tab E(ラヴィ・タブ・イー) ビジネス向けモデル」2モデルを同日発売すると発表した。

 価格は「セキュアブラウザ」が2,500円。 出荷予定8月下旬。タブレットの8型ワイドモデルが3万3,800円。出荷が8月3日。同10.1型ワイドモデルが4万8,800円。出荷が8月3日である。

 今回、「セキュアブラウザ」Webサイトの閲覧情報やパスワードなどを端末に残さないもので、同社のタブレットソリューション「NEC Solution Tablets」のメニューに追加した。また、新発売のタブレットは、最新のOSやCPUの採用による性能向上に加え、「NEC Solution Tablets」に対応しており、出荷時にさまざまな用途向けの専用端末として提供可能な機種である。

 昨今、タブレットやWebを活用した業務システムの利用ニーズが高まっており、タブレットに対しても不正利用や情報漏えいへの対策が求められている。同社は、今回の新メニューとタブレットの新製品を組み合わせることで、用途に合わせた「端末の専用化」「セキュリティ対策」を実現できるとし、これらのニーズに応えていくとしている。

 主な特徴は、「セキュアブラウザ」のメニュー追加によって、特定のWebサイトへのアクセス制限に加え、Webサイトの閲覧情報などの利用情報を端末に残さないでおける。また、一定時間操作しないと自動で終了する。これらにより、外出先での業務の安全性向上を実現する。

 新タブレットは、「NEC Solution Tablets」に対応。また、Android 5.0や、最新64ビット対応クアッドコアプロセッサの採用による性能向上、および8型ワイドモデルは狭額縁の採用により、手のひらサイズを実現。10.1型ワイドモデルは、無線混信のリスクが低い5GHz帯無線LANに対応する。(記事:阪木朱玲・記事一覧を見る

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