VOLVOの中核エステートモデルがパワートレーンを刷新してリモデル

2015年7月12日 16:55

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記事提供元:エコノミックニュース

搭載パワートレーンを刷新したボルボのエステートモデル。写真手前がV70 Classic、写真奥がXC70 Classic

搭載パワートレーンを刷新したボルボのエステートモデル。写真手前がV70 Classic、写真奥がXC70 Classic[写真拡大]

 ボルボ・カーズ・ジャパンは、同社のエステートモデル(ステーションワゴン)の「V70」とSUVテイストのワゴン「XC70」に新たなラインアップとなる「V70 Classic(クラシック)」、「XC70 Classic(クラシック)」を設定し、7月9日より販売を開始した。

 V70 Classicの搭載エンジンは、従来の1.6リッター直噴ターボエンジンから、新開発のDrive-E(ドライブE)2リッター直噴ターボに変更。出力&トルクは190ps/300Nmを発揮し、従来型に比べ10psと60Nmの出力&トルクアップを図った。しかしながら、JC08モード燃費は従来比プラス1.2km/リッターとなる14.8km/リッターを実現した。組み合わせるトランスミッションは、従来の6速デュアルクラッチ式マニュアルベース2ペダルから、新開発の電子制御6速オートマティック(AT/ロックアップ機構付き)に変更した。なお、V70 Classicは、「T4」「T5」ともに自動車取得税40%軽減、自動車重量税25%軽減、自動車税50%軽減のエコカー減税対象車となっている。

 XC70 Classicには、2種類の「T5」パワートレーンを設定。前輪駆動モモデルである「T5 Classic」には、V70と同様の新世代Drive-E 2リッター4気筒直噴ターホ「T5」パワートレーンを搭載。245ps/350Nmという優れた出力を 実現し、そのうえでJC08モード燃費14.5km/リッターを達成。平成32年度燃費基準を達成し、自動車取得税60%軽減、自動車重量税50%軽減、自動車税75%軽減のエコカー減税対象車となる。

 また、AWDモデルである「T5 AWD Classic」には、改良型となる2.5リッター直列5気筒ターボエンジンを搭載。その出力&トルク254ps/360Nmのアウトプットを持つ。XC70の両モデルにはダンパーの減衰力を電子制御し、3つの異なる走行モーが選択可能なFOUR-Cアクティブパフォーマンスサスペンションを装備している。

 「V70 Classic/XC70 Classic」は、従来のラインアップに比べ、上質な装備を充実させたボルボ伝統のモデルだ。滑らか、かつ自然な風合いをもつセミアニリン仕上げのスコットランド産最高級本革を全面に使用したパーフォレーテッド・プレミアム・ソフトレザーシート(前席ベンチレーション機能付)をはじめ、ダークウォールナットウッドパネル、プレミアムサウンド・オーディオシステム(Harman kardon製12スピーカー)、チルトアップ機構付電動ガラス・サンルーフなどを標準装備している。

 また、V70/XC70 Classicはすべてのモデルに、歩行者・サイクリスト検知機能付き追突回避・軽減フルオートブレーキや全車速追従機能付ACCを含む全方位的な先進安全装備・運転支援機能を標準装備している。

 価格はV70 Classicが559.0万円から599.0万円。XC70Classicは619.0万円から639.0万円。(編集担当:吉田恒)

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