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キヤノン、複合機と基幹システムの連携が便利になるSOA開発基盤のオプション製品を発表
「Enterprise Imaging Platform文書公開・収集オプション」を利用したソリューションの概念イメージ(写真:キヤノンIT ソリューションズ発表資料より)[写真拡大]
キヤノンIT ソリューションズは3日、企業内にある基幹システムと、複合機などのデバイスをシームレスに連携できるSOA開発基盤「Enterprise Imaging Platform」(以下EIP)のオプション製品の販売を開始すると発表した。製品名は「Enterprise Imaging Platform文書公開・収集オプション」。価格は60万円(税抜)
「EIP」は、ドキュメントやイメージデータのハンドリングを自動化するためのSOAベースの開発基盤である。複合機などを介してドキュメントをデータ化し、社内システムと連携できることが強みで、基幹システムのデータと関連するドキュメントをひもづけて登録できる。これにより業務内容に応じて自動で印刷やFAX送信を行うなど、ドキュメントに関する手作業を大幅に削減できるシステムを効率的に開発できる製品である。
今回リリースした新製品は、「EIP」の文書管理機能(登録/収集)と複合機との連携機能を、すぐに活用できる形でパッケージ化されたオプション製品である。同オプション製品を利用することで、複合機を活用した社内の人事申請システムや、カタログ・提案書のオンデマンド印刷を行うシステムを、短期間で開発できる。
例えば、工場やサテライトオフィス、小売店舗のバックオフィスなどの、1人に1台ずつのPCがない状況で、複合機に申請書や報告書などの定型書類を登録。申請者が必要な書類を複合機からオンデマンド印刷して記入・なつ印を行い、その書類を複合機でスキャンするだけで、遠隔地に自動提出される仕組みなどを簡単に構築できる。
また、文書登録機能では、印刷サイズの指定、両面印刷などの印刷体裁の登録もできる。これによりカタログや提案書などを印刷したときの仕上がりを登録者の意図どおりに均一にできる。(記事:阪木朱玲・記事一覧を見る)
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