神戸製鋼所、栃木県内の火力発電所建設計画が国土強靭化事例集に選定

2015年6月17日 11:35

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 神戸製鋼所は16日、同社が進めている「神鋼真岡発電所建設計画」が、内閣官房がとりまとめた「国土強靭化 民間の取組事例集」において、先導的との評価を得て事例の一つに選定されたと発表した。

 同発電所は、従来型の大規模発電所が立地している東京湾岸や太平洋岸と比較して、地震の発生確率が低く、津波被害に遭遇する危険のない内陸部に立地する日本初の本格的な火力発電所である。

 計画では、栃木県真岡市に120万kW級のガス火力発電所を建設する予定であり、2019年後半からの稼動を目指し、環境アセスメントを実施中。最新鋭のガスタービンコンバインドサイクル(GTCC)による国内最高レベルの発電効率(約60%)を得ることや、ガス幹線・送電網・工業団地用地など、既存または計画済みの社会インフラを最大限に活用する点も特徴である。

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