富士通、IoTデータ活用基盤サービス「FUJITSU Cloud IoT Platform」を販売開始

　富士通は10日、デジタルビジネス時代を牽引する新たなインテグレーションのコンセプト「FUJITSU Knowledge Integration」に基づくデジタルビジネス・プラットフォーム上で、新たにIoTデータ活用基盤サービス「FUJITSU Cloud IoT Platform（フジツウ クラウド アイオーティー プラットフォーム:IoT Platform）」を販売開始したと発表した。

　「IoT Platform」は、人やモノの膨大なセンサーデータをリアルタイムかつ効率的に活用するための機能をパブリッククラウド上に構築し提供するサービス。富士通研究所が開発したデータ処理を動的に分散・高速化する「分散サービス基盤技術」をサービスに組み込んでおり、データ量が急激に変化する環境でも、リソースを抑えつつ安定したパフォーマンスを実現できる。このサービスにより、短期間にコストを抑えながらIoTを活用したビジネスを展開できるとしている。

　さらに、3月より開始した富士通アイ・ネットワークシステムズの山梨工場の製造現場での実証から得られた知見・ノウハウをもとにしたサービスやプロダクトを、8月から提供する予定。流通業向けとしては、小売現場での動線分析に関する実証への取り組みも開始する。

　販売価格は初期:5万円（税抜）、月額:5万円（税抜）から。