凸版印刷、スマホで手軽に仮想体験できる販促ソリューション「VRscope」

2015年4月3日 12:08

印刷

「VRscopeボックスタイプ(上左)」と「VRscopeカードタイプ(上右)」、VRscopeでの鑑賞イメージ(下)(凸版印刷の発表資料より)

「VRscopeボックスタイプ(上左)」と「VRscopeカードタイプ(上右)」、VRscopeでの鑑賞イメージ(下)(凸版印刷の発表資料より)[写真拡大]

 凸版印刷は3日、スマートフォンを用いて直感的な操作で仮想体験を実現する販促向けソリューション「VRscope(ヴィアールスコープ)」の提供を4月から本格的に開始すると発表した。

 同ソリューションは、スマートフォンに配信した360度パノラマの動画や静止画コンテンツを、凸版印刷が独自開発した専用のビューアにセットして鑑賞することで、立体感・臨場感にあふれるバーチャルリアリティ(VR)コンテンツを提供するもの。

 ビューアの形状としては、視野が覆われるため没入感が高い「VRscopeボックスタイプ」と、組み立て式で製造・配布が容易な「VRscopeカードタイプ」の2種類をラインアップしている。ビューアの表面デザインや印刷はもちろん、凸版印刷が従来培ってきた高精細CG技術を活用したコンテンツの企画・制作から配信まで、ワンストップでの提供を可能にした。価格はコンテンツ制作基本料金が50万円~(税抜き)である。

 凸版印刷はこのソリューションを、イベントや商品プロモーション、雑誌のノベルティなどのような販促用途での利用を想定し、住宅や自動車、観光、出版などあらゆる分野の企業向けに販売する。2017年度に約10億円の売上を目指す方針だ。

関連記事