三越伊勢丹、東急百貨店との8年間の事業提携を解消

　三越伊勢丹ホールディングスは9日、子会社の三越伊勢丹が2007年から東京急行電鉄、東急百貨店との間で締結していた百貨店事業での業務提携を31日で終了すると発表した。

　三越伊勢丹と東急電鉄、東急百貨店の間の業務提携は、三越と伊勢丹の統合前の2007年3月に、伊勢丹が締結していた。三越伊勢丹ホールディングスによると、三越伊勢丹・東急の双方のグループを取り巻く経営環境が大きく変化したことから、解消に至ったという。

　なお、三越伊勢丹は東急電鉄との間で、百貨店事業に限定しない営業面の連携や協業の可能性について協議会を設け、今後も協力関係を維持していくとしている。（記事：松本 茂樹・記事一覧を見る）