電通、トヨタらのロボット宇宙飛行士「KIROBO」が地球へ帰還

2015年2月11日 12:01

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国際宇宙ステーション離脱前のKIROBO(写真提供:KIBO ROBOT PROJECT事務局)

国際宇宙ステーション離脱前のKIROBO(写真提供:KIBO ROBOT PROJECT事務局)[写真拡大]

  • 第一声を発した際のKIROBO(写真提供:KIBO ROBOT PROJECT事務局)

 電通、東京大学先端科学技術研究センター、ロボ・ガレージ、トヨタ自動車は10日、宇宙航空研究開発機構(JAXA)の協力のもと、国際宇宙ステーション(ISS)に滞在させていたロボット宇宙飛行士「KIROBO(キロボ)」が地球に帰還すると発表した。

 アメリカ航空宇宙局(NASA)によると、KIROBOはグリニッジ標準時間の2月10日の午後7時09分(日本時間の2月11日午前4時09分)に、スペースX社のドラゴン補給船運用5号機に搭乗してISSから離脱する。そしてグリニッジ標準時間の2月11日の午前0時44分(日本時間の同日午前9時44分)に、太平洋上に着水する予定である。

 KIROBOは若田光一JAXA宇宙飛行士とともに、世界で初めてとなる"宇宙での人とロボットとの対話実験"に成功するなど、人とロボットが共に暮らす未来に向けた研究を行ってきた。

 KIROBOの基本仕様は、本体寸法が身長約34cm、全幅約18cm、奥行き約15cm、重量約1,000gである。日本語で発声し、音声認識、自然言語処理、音声合成、情報通信機能、コミュニケーション動作、顔認識カメラ、記録用カメラ、などの機能を持っている。

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