10日の香港市場概況:香港ハンセン指数は上昇、中国当局の景気対策期待などで買い優勢

2015年2月10日 18:20

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記事提供元:フィスコ


*18:21JST 10日の香港市場概況:香港ハンセン指数は上昇、中国当局の景気対策期待などで買い優勢

10日の香港市場は上昇。主要50銘柄で構成されるハンセン指数が前日比7.10ポイント高(+0.03%)の24528.10ポイント、本土企業株で構成されるH株指数が47.84ポイント高(+0.41%)の11695.26ポイントと、小幅ながら揃って3日ぶり反発した。売買代金は640億3900万香港ドルと低水準が続いている(9日は672億3600万香港ドル)。

朝安の後に強含む流れ。昨夜の欧米株安や、1月の中国物価統計が下振れたことなどを嫌気して売られたものの、次第に買いが優勢となった。

寄り付き直後に公表された生産者物価指数(PPI)はマイナス4.3%(予想はマイナス3.8%)、消費者物価指数(CPI)はプラス0.8%(同プラス1.0%)という結果。内需の低迷、企業活動の鈍化が鮮明化するなか、「中国経済の腰折れを回避するため当局は追加の景気テコ入れ策を打ち出す」との期待が一段と強まった。物価の低下が続いたことで、金融緩和の余地が広がったとする見方もある。

ただ、ハンセン指数に関しては、英系の大手金融グループHSBC(5/HK)が売られたことで上げ幅が限定された。脱税をほう助したと報じられるなか、HSBCは1.3%安と続落。ハンセン指数の下落寄与度は38ポイントに達した。

一方、ハンセン指数の構成銘柄で上昇が目立ったのは、政府系港湾大手の招商局国際(144/HK)で3.4%高。このほか米菓・飲料メーカーの中国旺旺HD(151/HK)で1.9%、発電大手の華潤電力HD(836/HK)で1.7%ずつ上昇した。

農業関連の銘柄群も物色された。福建省を拠点とする私営農業企業の超大現代農業(682/HK)が18.5%高、肥料販売で中国最大手の中化化肥HD(297/HK)が9.0%高、農機メーカー中国大手の第一トラクター(38/HK)が5.0%高と買い進まれた。

【亜州IR】《KO》

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