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ダイハツ、フジクラ、ガス化など/本日の注目個別銘柄
<6762> TDK 7330 -150売り先行。4-12月期営業利益は500億円程度となり、前年同期比4割増加したもようとの観測報道が伝わっている。スマホや自動車向け電子部品の販売が好調、円安も寄与して大幅増益となる格好に。ただ、4-12月期のコンセンサスは520億円程度であったとみられ、同水準に達する状況とはなっていない。通期予想も上振れの可能性とされているが、市場予想は会社計画をすでに70億円強上回ってもいる。
<9766> コナミ 2144 +136買い優勢。メリルリンチ(ML)では投資判断を新規に「買い」、目標株価を2500円としている。コアゲーマー向けスマホゲームの拡大、メタルギアソリッドV投入によるゲーム事業の業績回復、カジノ事業の中長期成長力などを評価。また、ゴールドマン・サックス(GS)では投資判断を「中立」から「買い」に格上げ、欧米の次世代機の普及、スマホゲーム高度化の中で、伝統的ゲーム企業が持つIPや、AAAクラスのゲーム開発能力などが見直し材料になると想定。
<4922> コーセー 5200 +180しっかり。モルガン・スタンレー(MS)では投資判断を「イコールウェイト」から「オーバーウェイト」に格上げ、目標株価も4400円から5800円に引き上げている。15年度から16年度にかけても、好調な増収に伴う利益成長は継続可能と判断しているようだ。とりわけ、アルビオンは実需が想定以上に堅調であるほか、インバウンド需要が新たな追い風となっており、利益成長のけん引役になっていると指摘。
<5803> フジクラ 472 -22売り優勢。4-12月期営業利益は180億円程度となり、前年同期比13%増になったもようとの観測報道が伝わっている。10-12月期では74億円程度の水準となるが、これは市場予想を10億円強下回るものとなっている。一部では、100億円を超過するなどポジティブサプライズの可能性なども指摘されていたため、コンセンサス下振れの観測数値に失望売りが先行する格好になっている。
<5541> 大平洋金属 326 -17軟調。メリルリンチ(ML)では投資判断を「買い」から「中立」に格下げしている。非鉄金属市況の見通しを引き下げ、業績予想を下方修正しているようだ。つれて、目標株価を460円から380円に引き下げへ。2015年のニッケル市況前提は10.81から8.05ドルひ引き下げへ。なお、来期の経常利益は145億円から75億円に下方修正、市場予想は100億円強の水準である。
<9792> ニチイ学館 1117 +92後場は商いを伴って急伸。特に買い材料は観測されておらず、良好な需給関係などを手掛りとした動きとみられる。現在、発行済み株式数の12.16%を上限とする自己株式の取得を実施中、本日明らかになっている変更報告書では、発行済み株式数の7.14%にまで自社株の保有比率が高まっている。順調な自社株買いの進展確認に加えて、信用倍率0.7倍台といった取組状況も妙味に。足元の業績は伸び悩み傾向といった見方が多いものの、中国での介護事業に対する期待感は依然高いもよう。
<5423> 東京製鐵 785 -48さえない。前日に第3四半期の決算を発表、4-12月期営業利益は91億円で前年同期比6.9倍となった。通期予想は100億円の従来予想から125億円に上方修正している。また、期末配当金予想も2円から4円に引き上げている。ただ、実績値、通期見通しともに市場コンセンサス通りの内容、ここまで業績上振れ期待で株価上昇が続いていたために、短期的な出尽くし感が先行する状況に。
<8281> ゼビオ 1953 -91売り優勢。JPモルガン(JPM)では投資判断を「ニュートラル」から「アンダーウェイト」に格下げしている。目標株価は1600円としている。需要の弱さや競合による業績伸び悩み、買収した新事業・初期赤字の海外事業の影響で、成長性と収益性の低下が目立つとしている。また、)業績苦戦により、約12年振りに資本収益性が資本コストを十分に下回る水準まで低下していることもマイナス視と。第3四半期営業利益は26億円、前年同期比24%減益を予想しているようだ。
<7262> ダイハツ 1523 -37さえない。トヨタ<7203>でが2015年の世界販売台数を14年実績見通しよりも約10万台少ない1015万台程度にする方針を固めたと伝わっている。国内の増税で軽自動車主体の同社などが落ち込むとされており、ネガティブ材料とも受け止められているもよう。また、クレディ・スイス(CS)では「ニュートラル」から「アンダーパフォーム」に格下げ、今期の業績目線がもう一段切り下がることで、減配リスクも高まるとしている。
<4182> ガス化 543 -22軟調。前日の原油市況は5%超の下落、原油安デメリット銘柄として売り圧力が強まる展開のもよう。先週末にはみずほ証券が目標株価を引き下げ、原油価格の下落に伴うメタノール市況の軟化は想定以上であり、持分法投資利益の悪化から来3月期は経常減益になる公算が大きいと予想している。《FA》
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