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ディスコ、スクリーン、スター精密など/本日の注目個別銘柄
<6135> 牧野フライス 927 +53買い優勢。足元での想定以上の収益拡大期待が高まる状況になっているようだ。今期営業利益は、会社計画89億円、市場コンセンサス100億円弱に対して、みずほ証券では、従来の110億円から120億円に上方修正している。航空機向けMCなど、収益性が高い分野の売上拡大が業績インパクトを強めてくるとみているようだ。ちなみに、みずほ証券では目標株価を1100円から1300円に引き上げている。
<1893> 五洋建設 444 +26買い先行。みずほ証券では投資判断を「中立」から「買い」に格上げ、目標株価を380円から480円に引き上げている。海洋土木案件での受注機会増加に加えて、今期中に受注した海外の大型工事案件が業績に顕在化し始めると評価。東京五輪関連の施設整備、東京外郭環状道路の施工に伴って発生する残土処理関連工事、シンガポールのメガポート工事など、得意とする海洋土木工事の潜在的な成長余地は大きいとの従来からの見方をあらためて強調。
<6976> 太陽誘電 1491 +138上げ目立つ。モルガン・スタンレー(MS)が投資判断を「イコールウェイト」から「オーバーウェイト」に、目標株価を1400円から1800円に引き上げていることが買い材料につながっている。円安・ウォン高は韓国企業と競合する同社などの競争力やシェアを上昇させると指摘。また、同社の業績は村田製<6981>に遅行して改善、第3四半期以降の業績に反映されてくると考えているもよう。
<7718> スター精密 1600 +91反発。前日に第3四半期の決算を発表、評価の高まる展開となっている。累計営業利益は前年同期比3倍の38.6億円、9-11月期では15.5億円でも同約2倍と急回復ペースが継続している。会社計画比でも2億円強の上振れとなったもようだ。据え置かれた通期業績には上振れ期待も高まり、配当性向目標などからは増配も期待できるといった見方に。
<6146> ディスコ 10600 +810買い優勢。SMBC日興証券では投資判断を「2」から「1」に格上げ、目標株価も8600円から12800円に引き上げている。今期営業利益は従来予想の200億円から265億円に上方修正、会社計画232億円を上回るとみているようだ。また、大和でも投資判断「1」継続で、目標株価を9700円から11000円に引き上げ。受注見通しも良好で業績は上振れ期待、今期営業利益は257億円を予想している。
<7735> スクリーン 726 +43買い優勢。台湾ファンドリの発注失速懸念などで年初から軟調な動きとなっていたが、本日は三菱UFJやシティで目標株価引き上げが観測されており、見直しの動きが強まる状況になっている。三菱UFJでは、SPE受注は着実に回復として、目標株価を930円にまで引き上げ。シティでは、SPE受注増勢があらためて鮮明化として、目標株価を600円から800円に引き上げている。
<4507> 塩野義 3320 +185しっかり。バークレイズでは投資判断「オーバーウェイト」継続で、目標株価を3350円から3650円に引き上げている。バイオ医薬品業界でのトップピック評価を継続へ。HIV感染症治療剤の順調な立ち上がり、抗生物質などのパイプライン寄与が継続で、良い経営サイクルが回り始めたと指摘しているようだ。なお、バークレイズでは前日にアステラスの投資判断も格上げ。
<9107> 川崎汽船 338 +18強い動きで昨年来高値を更新している。本日は海運セクターが業種別上昇率のトップ、大手各社が牽引役になっている。業種別の第2位は空運セクターであり、昨日の原油市況は反発したといえ、原油安メリット業種として買われる格好になっているようだ。リスクオフの流れが一服していることで、あらためて関心が高まる状況になっていうもよう。なお、日本郵船<9101>も高値を更新、バルチック指数軟化の影響が相対的に大きい商船三井<9104>は高値未更新。
<9435> 光通信 6550 -320さえない。野村では投資判断「ニュートラル」継続で、目標株価を7590円から7160円にまで引き下げている。10-12月期は自社商材の契約獲得が拡大、中期的には売上や利益増につながるものの、利益に先行して販促費負担が重くなっており、10-12月期営業利益は前年同期比で4%減益を見込むとしている。会社側の下半期計画は同46%増益であり、今期業績の下振れ懸念などにもつながる格好へ。
<9983> ファストリ 44405 +980しっかり。日経平均の大幅な上昇に連れ高しているほか、引け後に発表を予定している第1四半期決算への期待感なども先行しているもよう。会社側の上半期営業利益計画1200億円、前年同期比16%増益に対して、第1四半期の市場コンセンサスは780億円弱の水準となっている。ただ、足元の既存店好調などを映して、800億円以上の水準を予想する声も増えているようだ。《FA》
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