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丹青社、サイバネット、東邦HDなど/本日の注目個別銘柄
<9204> スカイマーク 271 +40急伸。全日空<9202>にも提携を通じた支援を要請する方針を固めたと伝わっている。これまでは日航<9201>との共同運航などを計画していたが、国土交通省では日航単独での支援に難色を示していたため、先行きの不透明感は強い状況であった。相乗り支援と支援体制が強固になる可能性が高いとの見方から、エアバスとの違約金問題の進展とともに、今後の経営再建に対する期待感が高まる状況に。
<8088> 岩谷産業 867 +31買い優勢。経済産業省では水素ステーションの規制緩和に乗り出すと報じられている。2015年度中に全国100箇所の整備を目指すとされており、今後、水素ステーションの設置拡大が進んでいくとの期待感につながる格好へ。水素ステーション建設で実績の高い同社には改めて今後の期待感が高まる方向へ。また、セブンイレブンが同社と組んで、水素ステーション併設コンビニを出店とも伝わっている。セブンイレブンの充実した店舗展開によるメリットなども期待へ。
<9743> 丹青社 861 -102急落。前日に第3四半期の決算を発表している。営業利益は28.6億円で前年同期比55%増益、通期予想の27億円を超過する格好になっている。ディスプレイに対する店舗投資や販促関連投資が順調に推移しているようだ。ただ、上半期の同88%増益に対して、8-10月期は同9%減と収益モメンタムは低下、短期的な出尽くし感が優勢となる格好に。
<5726> 大阪チタニウムテクノロジーズ 2328 +200買い優勢。クレディ・スイス(CS)では、減産の強化によって、日本のチタン2 社の在庫は着実に減少していると指摘。在庫は株価との相関性が高いため、在庫調整の進展は株価にはプラス材料と捉えているようだ。17.3期は稼働率の回復や円安効果で上方修正、営業利益は前期比2.3倍の水準を見込んでいる。目標株価も3000円にまで引き上げているようだ。
<4829> 日本エンタープライズ 433 -33軟調。公募・売出の実施を発表、嫌気材料視される展開になっている。公募増資235.7万株、売出46.4万株、オーバーアロットメントによる売出42.3万株を実施する。最大で希薄化は7.4%となる。調達資金はソフトウェアの開発投資、設備資金などに充当するもよう。先に業績下方修正を発表した直後の下方修正とあって、ネガティブ視する動きは強いもようだ。
<6927> ヘリオステクノ 429 +73ストップ高。四季報の発売を控えて期待感が高まっているものとみられる。新四季報では、今期営業利益8.5億円に対して、来期営業利益を19億円と予想しているもよう。前回予想8.9億円からは大幅に上方修正される格好に。PER水準の割安感なども大きく台頭する状況となっている。
<4312> サイバネット 547 +56上げ目立つ。同社子会社が開発・販売・サポートする3次元公差マネジメントツール「CETOL 6σ」が中国四大自動車グループの一つである長安自動車グループに採用されたと発表している。CETOLは、実体に近いバラツキ予測をものづくりの前段階で行うことが可能なため、量産工程での組立性や品質特性を設計の早い段階で検証することができるもようだ。同製品の今後の展開に期待が高まる状況になっているもよう。
<8129> 東邦HD 1673 +64買い優勢。リキャップCBの発行を発表している。CBの発行で150億円を調達、うち、約120億円を自社株買いに充てるとしている。CBの転換価額は2220円、前日終値に対するアップ率は37.97%となっている。潜在株式数の比率は8.96%になる。一方、自社株買いは発行済み株式数の11.94%に当たる900万株を上限としており、トータルでは一株当たりの価値向上につながる。自社株買いによる需給面での支援も期待へ。
<2433> 博報堂 1140 -61さえない。前日に発表した11月の月次動向が弱材料視されているとみられる。博報堂単体の売上高は前年同月比3.1%減、昨年7月以来のマイナスに転じる状況に。スポット、タイムともに軟調な推移。上半期は大幅な上振れ着地となっていたが、過度な上振れ期待の低下にもつながる格好のようだ。
<6301> コマツ 2750 -97.5軟調。中国の油圧ショベル販売の低迷などをネガティブ視。中国工程機械工業協会が公表した11月の中国油圧ショベル販売台数は前年同月比38.3%減、9ヶ月連続の前年割れとなった。同社に関しては前年同月比51.2%減と落ち込みが大きく、シェアも低下する格好に。中国の需要低迷は想定以上といった見方にも。また、前日の中国株式市場の波乱なども警戒視される状況とみられる。《FA》
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