住友商事、ベトナム国営電力会社の石炭火力発電所建設を943億円で受注

2014年11月26日 17:30

印刷

住友商事がベトナムで建設工事を受注した石炭火力発電所の所在地を示す図(同社の発表資料より)

住友商事がベトナムで建設工事を受注した石炭火力発電所の所在地を示す図(同社の発表資料より)[写真拡大]

 住友商事は26日、ベトナム国営電力会社Vietnam Electricityの発電子会社であるPower Generation Corporation1がベトナム・チャビン州ズエンハイ地区に設置予定の超臨界発電所の建設工事を受注したと発表した。総受注額は約8億アメリカドル(約943億円)で、2018年までの完成を目指しているという。

 本発電所は、発電容量は688MW。蒸気タービンおよび発電機は東芝製、ボイラーはBabcock & Wilcox製。また、土木工事は三井造船が施工し、技術面の取りまとめは、アメリカのエンジニアリング会社Black & Veatchが行う。

 ベトナムでは、特に南部で電力需要が高まっており、本発電所は「ベトナム南部緊急電源開発3案件」の一つに位置づけられているという。(記事:松本 茂樹・記事一覧を見る

関連記事