関連記事
レクサス 美しき筋肉美を誇る新型スポーツクーペ「RC」を発売
2ドアクーぺは、大体4名しか乗れない。荷物も大して積むことができない。でも日本はちょっと不安もあるが世界的にみれば絶滅する気配はない。なぜか? 答えはいたってシンプル。美しいからである。[写真拡大]
2ドアクーぺは、大体4名しか乗れない。荷物も大して積むことができない。でも日本はちょっと不安もあるが世界的にみれば絶滅する気配はない。なぜか? 答えはいたってシンプル。美しいからである。そして美しさには二種類ある。優美さと、筋肉美的なものだ。このブランドは後者を選択した。
トヨタ<7203>のブランド、レクサスは、新型スポーツクーペRC350、RC300hの販売を開始した。
RCは、LEXUSの「エモーショナルな走り」のイメージをけん引するクーペ専用モデルだ。エクステリアは、「アヴァンギャルド・クーペ」をテーマに、フロントからキャビン、リヤへと連続する一体感あるダイナミックなプロポーションと、クーペならではの流麗な佇まいが融合している。また、スピンドルグリルを起点とするワイド&ローのフロントビューと、張り出したホイールフレアで強調したタイヤの存在感が、俊敏な運動性能を予感させる。フロントとリヤのL字型に発光するLEDランプは、一目見ただけでレクサスであることがわかるアイデンティティを持っているのは、さすがだ。
高いボディ剛性を確保するために、大断面のロッカーパネルなどを採用し骨格を強化。レーザースクリューウェルディングやボディ接着剤に加え、高剛性のガラス接着剤なども採用し、スポーティな走りとラグジュアリークーペならではの上質な乗り心地を両立している。
RC350には、あらゆる領域で力強く軽やかに加速するV6 3.5Lエンジンを採用。滑らかな加速で快適な走行をもたらす8速ATは、Mポジション選択時に最短0.2秒で変速し、マニュアル車のように本格的なスポーツドライビングを楽しむことができる。また、V6エンジンのサウンドは、発進時にサウンドマフラーが重厚感ある音を演出し、加速に伴いサウンドジェネレーターが高回転まで軽快な音を発することで、エモーショナルなドライビングを実現する。
RC300hには、低燃費と高出力を実現する直噴技術の次世代D-4Sを搭載した直列4気筒2.5Lエンジンを擁するハイブリッドシステムを採用。JC08モード走行燃費23.2km/Lを実現しながら、エンジンの回転数をきめ細かく制御することで、スポーティな走行を実現する。
このマッスルなクーペは、明らかに欧州向けではなく、北米向けである。欧州では今ひとつブランドイメージを確立できない感のあるレクサスは、このRCを見る限り、ターゲットを北米に特化しようとしているのではないか。なお、価格は565万円~678万円。(編集担当:久保田雄城)
■関連記事
・トヨタ製ハイブリッド車、1997年の初代プリウスから17年で、世界販売700万台を突破
・上半期の新車販売台数、2期連続で減
・ナノテクが拓く。農家の現場で捨てられてきたゴミから、超弩級スポーツカーなどに使う超最先端ハイテク炭素繊維をつくる
・VW発、ダウンサイジングの概念が波及する自動車エンジン。迎え撃つ日本車の対策
・「技術で勝利するも、ビジネスで負ける」日本に成長戦略はあるのか?
※この記事はエコノミックニュースから提供を受けて配信しています。
スポンサードリンク