【高見沢健のマーケット&銘柄ウォッチ】気になるDAX指数の動き、欧州発のマイナス材料に注意

2014年10月3日 16:06

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記事提供元:日本インタビュ新聞社

  8月29日付けで「10月にかけて米国や欧州株上昇、ドル高円安トレンドが続き、日経平均も1万6300円を試す動きが期待される」とした。

  その後、1カ月余り経過し終値で捉えると、NYダウは同日の1万7098ドルから9月19日の1万7279ドルまで上昇、高値を更新したが、独DAX指数は同9470ポイントから19日の9799ポイントまで上昇したものの、7月高値を更新できなかった。

  この間、ドル円は103円台から109円台まで円安が進み、日経平均は8月29日の1万5424円から9月25日の1万6374円まで950円の大幅上昇となった。同じ期間、ユーロドルも1ユーロ1.32ドルから1.28ドルユーロ安となったにもかかわらず、独DAXや仏CAC40など欧州株が6~7月につけた高値を抜けなかったところに、ユーロ圏が抱え込んだデフレ化のリスクの難しさを表していると思う。

  10~11月にかけて欧州発のマイナス材料に注意すると共に、ECBの舵取りを注視したい。(経済・証券ジャーナリスト)(情報提供:日本インタビュ新聞社=Media-IR)

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