【木村隆のマーケット&銘柄観察】三菱電機は国内、海外の設備投資回復を背景に成長路線目指す

2014年8月6日 09:56

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記事提供元:日本インタビュ新聞社

  三菱電機 <6503> は、上場来高値1500円を念頭においた相場展開が有力となりそう。企業の設備投資の増加を背景に2015年3月期はもとより、2016年2月期、2017年3月期と連続してのピーク利益更新が見込まれており、高値更新の背景は整った。

  ユーザー企業の設備投資意欲の回復が続いており、主力の産業メカトロニクス部門の受注が好調だ。FAシステム事業は東南アジアなど新興国の需要増を取り込んでいるほか、中国向けも増加。自動車事業も堅調だ。中国向けの回復が続くほか、東南アジアや米国の需要堅調を背景に世界全体の生産台数は増加しており、需要拡大を享受している。

  重電システム部門は社会インフラ事業が堅調だ。競争力の強さもあり、新興国のエネルギーインフラ需要取り込みが続いている。ただ、高採算の国内原子力発電所向け保安点検ビジネスの業績貢献が見込めないため、部門全体では利益は緩やかな改善にとどまるとみている

  円安基調が続いており、国内メーカーの設備投資意欲は高水準が続いている。東南アジア向けの成長、米国向けの堅調な回復などを映し、産業メカトロニクス部門の牽引が続く見込みだ。他の部門も総じて回復している。

  2014年4月に柵山新社長が就任。5月に意欲的な目標を示した。従来からの目標(自己資本利益率10%以上、借入金比率15%以下)を継続的に達成すると同時に、2021年3月期までに売上げ高営業利益率8%(従来は5%以上)以上を目指すというもの。新社長の意欲的な中期目標もあり、今後も利益成長に合わせた中期的な上昇が期待できる。(木村隆:日本証券新聞取締役編集局長を経て株式評論家)(情報提供:日本インタビュ新聞社=Media-IR)

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