【編集長の視点】メイテックは急反落も連続の自己株式取得、大幅増配で株主還元株人気再燃が有力

2014年7月2日 11:44

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記事提供元:日本インタビュ新聞社

  メイテック <9744> は、80円安の3100円と3日ぶりに急反落している。6月9日につけた年初来高値3350円を視野に捉え、利益各地売りが先行しているものだが、押し目買い妙味も示唆している。同社は、連続して増配や自己株式取得・消却を実施する株主還元策に積極的な企業として定評があり、今3月期配当の101円(前期実績72円)への大幅増配や、今期純利益の増益転換が予想されていることを見直し割り負け訂正買いが再燃する可能性があるためだ。安倍内閣の新成長戦略で年金積立金管理運用独立行政法人(GPIF)の運用方針が見直されており、同社大株主に外資系の「物言う株主」が、名前を連ねていることも、GPIF関連人気を高めよう。

■今期は普通配当・記念配当増配のほか24億円の自己株式取得も

  同社の株主への利益還元は、まず配当性向を50%以上として、自己株式取得については、連結キャッシュ・ポジションが月商の3カ月分を上回り、大型の資金需要が予定されていない場合に月商3カ月分を上回る資金を取得原資に実施、純利益をすべて株主に還元する総還元性向100%を基本方針としている。

  これに基づき今期配当は、普通配当を前期の72円から81円に引き上げるとともに、創業40周年の記念配当20円を上乗せして年間101円と前期の72円への減配から大幅増配を予定している。また、自己株式取得についても、とくに大型の資金需要がないことから期中に24億円規模で実施することを予定している。

  この前提となる今期業績は、売り上げ790億円(前期比5.5%増)、経常利益77億円(同10.3%増)、純利益49億円(同23.3%増)と予想、純利益は、税金費用の平準化で減益転換した前期から増益転換する。エンジニア社員の新卒採用をグループで551名(前期実績546名)、中途採用を355名(同344名)とさらに積極化、グループ連携営業を拡大して稼働率が高水準で推移することなどが、要因となる。

■配当利回りは3.25%と東証1部平均の1.64%を上回る

  株価は、今期予想業績が市場コンセンサスを上回り、配当も大幅に増配されることを評価して年初来高値3350円まで370円高し、この半値押し水準まで調整してる。PER評価では19倍台、PBRでは2.6倍と割安感はないが、配当利回りは3.25%と東証1部全銘柄平均の1.64%を上回って割り負けており、高値奪回から2007年8月以来の4000円大台回復も想定範囲内となってくる。(本紙編集長・浅妻昭治)(情報提供:日本インタビュ新聞社=Media-IR)

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