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為替を睨みながらの個別物色の展開、日経平均が25日線キープできるか注目=犬丸正寛の相場展望
週末、日経平均は200円を超す下げとなって一時的に25日線を今年5月22日以来、ほぼ1ヶ月ぶりに割り込んだ。
これを受けて、来週の日経平均がどう展開するか注目される。とくに、チャート上では、『移動平均線が上昇基調の中で株価が移動平均線を下回ったところは買い』、とされることから押し目買いが入るかどうかということである。
仮に、25日線を長く下回った状態が続くことになれば、「売り転換」となるだけに来週の動きは目が離せない。
とくに、株価を左右しそうな材料としては、「円相場」だろう。このところ円相場は、対ドルで101円台後半から102円台前半での推移で、動きが煮詰まっているだけに、もしも、モミ合いを放れて円高に振れるようだと、日経平均は本格調整となる可能性がある。
振り返って、日経平均は今年4月11日の場中安値1万3885円から、ほぼ一本調子に上げ、6月23日の1万5442円まで11.2%、値幅で1557円)の上昇となっているだけに日柄及び値幅の両面から疲労感も出るところに来ている。
もちろん、年金等の買いが見込めることから相場が大きく下げることは考え難い。とはいっても、一時、2.6兆円まで膨らんでいた東証1部売買代金は、また1.6~1.7兆円まで落ち込み流入資金は縮小している。
このため、限られた資金での相場展開ということで全面高は難しい状況である。今週、燃料電池車関連銘柄が高人気となった反面、バイオ関連銘柄が大きく下げたように、人気銘柄を買うためには、何かを売って資金を作るという乗り換えの動きが鮮明となっている。
今後もこうした展開が予想され、「燃料電池車」、「オリンピック関連」、「耐震・補修関連」、「バイオ関連」、「サマーストック」、「医療ロボット関連」、「カジノ関連」などのテーマ銘柄を循環的に買う相場展開だろう。
一方、まもなく4~6月期決算が発表となるが、個別的には業績堅調銘柄を買う展開は予想されるものの、業績全体を買い上げるまでにはならないだろう。
来週は、「為替」を横目で睨みながらの個別物色の展開が予想される。(執筆者:犬丸正寛 株式評論家・日本インタビュ新聞社代表)
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※この記事は日本インタビュ新聞社=Media-IRより提供を受けて配信しています。
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