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モトクロ女子が増える? 「YZシリーズ」2015年モデル発売
フラッグシップモデルのYZ450F。シリーズ合計500台の販売を予定している[写真拡大]
ヤマハ発動機<7272>は、モトクロス競技専用モデル「YZシリーズ」の2015年国内仕様モデル「YZ450F 」「YZ250F 」「YZ250」「YZ125」を、2014年8月20日より、また「YZ85LW」「YZ85」を同年11月10日より発売する。
ヤマハ「YZシリーズ」は、85cc、2サイクルのYZ85から、450cc、4サイクルのYZ450Fまでラインナップを用意している。主な変更点としては、4サイクルのYZ450F(本体価格83万円)と、YZ250F(本体価格69万円)は、FIマッピングを変更し、整備性を向上させたところ。2サイクルのYZ250(本体価格64万4000円)、YZ125(本体価格55万円)、YZ85LW(本体価格34万円)、YZ85(本体価格33万円)は、各パーツのデザイン変更を施した。
このモトクロス競技専用モデルは、未舗装のクローズドコースで走らせるために作られたレーシングマシンで、公道は走ることはできない。日本国内のモーターサイクルスポーツを統括しているのが、1961年に設立されたのがMFJ(日本モーターサイクルスポーツ協会)だ。競技のカテゴリーは、ロードレースやトライアル、スーパーモタード、スノーモビルなど、さまざまあるが、女子クラスの設定があるのがモトクロスとエンデューロだけ。エンデューロとは、誰よりも先にゴールするモトクロス競技とは違い、競技区間の合計タイムで順位を競う、いわばラリーに近いもの。使用されるマシンはモトクロスと同じだ。
モトクロスには、女子専用の、「レディスモトクロス」というクラスがある。2001年には、全日本選手権として全国を転戦し開催されるようになり、多い時は100台ほどのエントリーがあるほど毎年盛り上がりを見せているのだ。モータースポーツの中でも特に激しいと言われるモトクロスやエンデューロに、女子が積極的に参加しているというのは非常に興味深い所だ。
レディスモトクロスで使用されるマシンは85ccがほとんどだ。85ccといっても、コンペティションモデルだけに公道走行可能なバイクとはまったくの別物。特にYZ85は2サイクルエンジンになり、単純には比較できないが、一般的な250ccクラス以上のポテンシャルは十分にあるのだ。それだけに、同じ感覚で250ccのYZ250にいきなり乗ると、とても扱いきれない。まずはエントリーモデルのYZ85から始めて、乗りこなせるようになってYZ125へとステップアップしていくのがセオリー。一度、サーキットに行って、YZの走りを実際に見てみるのもいいだろう。(編集担当:鈴木博之)
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※この記事はエコノミックニュースから提供を受けて配信しています。
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