相場の場味はかなりよくなっている、特定の銘柄に人気が集中する展開=海老原紀雄

2014年6月19日 12:28

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記事提供元:日本インタビュ新聞社

<株式評論家・海老原紀雄の相場展望>

  騰落レシオなどの一部の指標には、やや警戒が必要なものもあるが、25日線の上向き、新高値銘柄数の100社ていどが続いていることなどからみれば相場の「場味」は悪くないといえる。

  聞くところでは、「空売り」もかなり増えているという。少々の調整安はあったとしても、5月から現在まで信託銀行が約8000億円買い超したといわれるし、一部、外国人投資家も買いに転じていると聞く。こうした骨っぽい実弾買いが入っていることからみて相場は大きくは下げないとみている。

  最近の特徴は、パナソニック、新日鉄、三菱UFJ、商社株など特定の主力銘柄が集中的に買われていることだ。売買代金が2兆円弱と少ないため、まだ多くの銘柄を買い上げるだけの力はないが、「何かを買いたい」という動きは明らかに出ていると思う。

  不二越、太平洋セメントなどの押し目買いがよいとみている。(海老原紀雄)(情報提供:日本インタビュ新聞社=Media-IR)

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