前場に注目すべき3つのポイント~イラク、ウクライナ情勢懸念が上値抑制要因に

2014年6月17日 08:12

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記事提供元:フィスコ


*08:13JST 前場に注目すべき3つのポイント~イラク、ウクライナ情勢懸念が上値抑制要因に

17日の前場の取引では以下の3つのポイントに注目したい。

■株式見通し:好循環物色のなか資金シフトを見極め
■外資系証券の注文動向:差し引き240万株の売り越し
■前場の注目材料:ソフトバンク<9984>の米事業が今期営業黒字1000億円へとの報道も、アリババ業績が重しに

■好循環物色のなか資金シフトを見極め

☆日経225想定レンジ:上限15050円-下限14850円

17日の東京市場はこう着感の強い相場展開が続きそうである。週明け16日の米国市場は、予想を上回る経済指標が好感されて上昇したものの、イラク情勢への警戒感から上値も限られており、NYダウで5.27ドルの小幅な上昇だった。シカゴ日経225先物清算値は大証比20円高の14940円だった。

また、米国預託証券(ADR)ではソフトバンク<9984>が東証比較で1.0%超の下落となっており、日経平均への上値の重しとなる可能性がある。水準としては一目均衡表の雲上限(週足)での攻防となるため、売り仕掛け的な商いも意識されそうだ。指数インパクトの大きいソフトバンクが弱含みとなるようだと、個人投資家主体による売買にも影響を与えそうである。

そのほか、連日でロボット関連への物色が活発だが、荒い値動きのなかでややピーク感も感じられてきている。最高値更新が続いている菊池製作所<3444>は最近の上昇で株価が3倍超となり、節目の1万円に乗せた。本日は決算発表が予定されているが、2期連続営業損失が予想されるなか、これを織り込んでの強い動きをみせられるかが注目されるところ。さすがに一服となれば、他のロボット関連株への手控えにつながりそうである。

もっとも、好循環物色が続いているなか、他のテーマ株への資金シフトも意識されるところ。足元ではバイオ企業の材料が相次いでおり、調整が長期化していた関連株への見直しが強まりつつある。イラク情勢に加えてロシアがウクライナへの天然ガス供給を停止しており、資源関連や再生エネルギー関連の材料株には資金が向かいやすい。

そのほか、16日の上海市場は続伸し、約2ヶ月ぶりの水準を回復してきている。機械や商社など、中国関連への見直しも意識されそうである。

■外資系証券の注文動向:差し引き240万株の売り越し

朝の外資系証券5社経由の注文状況は、売り730万株、買い490万株、差し引き240万株の売り越しとの観測。なお、直近5日分の注文動向は以下の通り。

6月10日(火):70万株の買い越し
6月11日(水):120万株の売り越し
6月12日(木):60万株の買い越し
6月13日(金):10万株の売り越し
6月16日(月):280万株の買い越し

■前場の注目材料

・イラク、ウクライナ情勢懸念が引き続き上値抑制要因に
・政府、海外子会社からの配当に一部課税を検討
・ソフトバンク<9984>の米事業が今期営業黒字1000億円へとの報道も、アリババ業績が重しに

☆前場のイベントスケジュール

<国内>

08:30 閣議後、閣僚会見予定

<海外>

10:30 豪準備銀行理事会議事録《KO》

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