【編集長の視点】マルサンアイは変わらずで寄りタイでの豆乳飲料発売を先取り25日線固めから上値窺う

2014年6月16日 11:15

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記事提供元:日本インタビュ新聞社

<銘柄ウオッチ>

  マルサンアイ <2551> (名2)は、前週末比変わらずの510円で寄り付き、25日移動平均線固めから上値を窺う動きを強めている。同社の豆乳飲料が、製造技術指導・ライセンス契約を締結したタイのサハチョール社から6月下旬に発売されることを先取りして下げ過ぎ訂正買いが、下値に続いている。今9月期業績も、第2四半期(2Q)累計業績は下方修正されたものの、9月通期業績を期初予想の据え置きとしたことから、年初来安値488円で織り込み済みとして底上げ期待を高めている。

■世界有数の豆乳消費国のタイで存在感を高め海外戦略に弾み

  サハチョール社は、タイのサハグループ会社の1社で、食料品製造販売事業を展開しており、マルサンアイの豆乳製造技術を導入して現地嗜好に合わせて豆乳飲料抹茶、豆乳飲料紅茶、調整豆乳(各200ミリリットル)を製造、サハチョール社やサハグループの販売網を利用して6月下旬に発売を予定している。

  マルサンアイは、すでに米国で設立した合弁会社で豆乳飲料を製造販売しているが、世界有数の豆乳消費国のタイでの同社ブランドの豆乳飲料の製造・販売は、ブランド認知度の向上から海外事業の展開加速、企業価値の拡大につながると見込まれている。

  一方、同社の今9月期業績は、2Q累計業績が下方修正され減益転換着地したが、9月通期業績は、期初予想通りに売り上げ230億700万円(前期比4%増)、営業利益5億5800万円(同32%増)、経常利益5億2200万円(同5%減)、純利益3億2700万円(同0.7%減)と予想、経常利益、純利益は小幅減益転換するが、営業利益は、大幅増益転換する。2Q累計業績を圧迫した電力料の上昇や大豆・原油価格の上昇などのマイナス材料を、豆乳飲料の販売単価の適正化や新商品投入効果、コスト削減、生産合理化、さらに新商品のアーモンド飲料のキャンペーン販売、中国などでのみその現地製造・販売を含めた海外市場での販売拡大などでカバーする。

■地相場回復の500円台からPER17倍台の割安修正でなお100円高余地

  株価は、今期2Q累計業績の下方修正で年初来安値488円まで下ぶれたが、その2Q累計決算発表時に9月通期業績を期初予想を据え置きとしたことで下げ過ぎとして同社の地相場の500円台を回復した。PERは17倍台となお下げ過ぎを示唆しており、まず年初来高値534円を奪回し、昨年8月高値600円を目指そう。(本紙編集長・浅妻昭治)(情報提供:日本インタビュ新聞社=Media-IR)

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