【編集長の視点】「リターン・リバーサル」途上のT&Gニーズは「ジューン・ブライド」の需要期入りでなお上値余地

2014年6月6日 12:09

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記事提供元:日本インタビュ新聞社

<来週の注目銘柄>

  テイクアンドギヴ・ニーズ(T&Gニーズ) <4331> は、36円高の1470円と急反発している。同社株は、5月21日にストップ安を交えて年初来安値1242円まで突っ込み、5月の東証第1部月間値下がり率ランキングのワースト2位と売り込まれた。しかし同安値から相場セオリーの下げた株ほどよく戻るとする「リターン・リバーサル」の途上にあるもので、6月は、花嫁が幸わせな生涯を送れると祝福される「ジューン・ブライド(6月の花嫁)」のシーズンとなるだけに、なお上値余地が期待できる。低PER・PBR修正からも年初来高値2480円へのキャッチアップを強めよう。

■中期経営計画の最終年度には1000億円の売り上げが目標

  同社の5月12日のストップ安は、5月9日に発表した3月期決算が引き金になった。前2014年3月期業績が、ほぼ昨年11月の上方修正通りに2ケタの増収増益で着地し、今2015年3月期業績も続伸を予想したものの、この予想業績が、市場コンセンサスを下回ったことが要因となった。具体的に同社売り上げ予想620億円(前期比2%増)は10億円超、経常利益35億円(同5%増)は7億円超、純利益14億円(同3%増)は8億円超それぞれ市場コンセンサスを下回っている。

  国内挙式・披露宴市場1兆4400万円の53%を占めるハウスウェディング・専門式場で、全国に直営店69店舗、101会場を展開して市場シェアは15.2%に達しており、さらに海外ウェディング事業でもハワイ、グアムなどに積極展開、婚礼の取扱組数が増加することなどが、業績続伸要因となっている。ただ今期は、同社の第1次中期経営計画の最終年度となっており、「第2の成長ステージの確立期」として先行投資も予定していることから、利益水準そのものは市場コンセンサスを下回る。同中期計画の第3次の最終年度の2021年3月期にはグループ連結売り上げ1000億円を目標にしているだけに、中期計画の進展とともに利益も市場コンセンサスを上回ってくることが想定される。

■PERは13倍台、PBRは1倍ソコソコで急落時の窓埋めを目指す

  株価は、昨年11月の前期業績の上方修正で年初来高値2480円まで4割高して、25日移動平均線水準で中段もみ合いを続けてきたが、3月期決算の発表とともに往って来い以上の急落となった。同安値からは、200円幅の底上げをしているが、PERは13倍台、PBRは1倍ソコソコとなお下げ過ぎを示唆している。まずストップ安で開けた窓埋めで急落前の1800円台までリバウンドしよう。(本紙編集長・浅妻昭治)(情報提供:日本インタビュ新聞社=Media-IR)

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