前場に注目すべき3つのポイント~中小型は神経質な展開が続く可能性

2014年5月14日 08:22

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記事提供元:フィスコ


*08:22JST 前場に注目すべき3つのポイント~中小型は神経質な展開が続く可能性

14日の前場の取引では以下の3つのポイントに注目したい。

■株式見通し:なかなかリスク・オンに向かいづらいところ
■外資系証券の注文動向:差し引き1250万株の売り越し
■前場の注目材料:KADOKAWA<9477>とドワンゴ<3715>が経営統合へ、アニメ・ネット動画関連に関心

■なかなかリスク・オンに向かいづらいところ

☆日経225想定レンジ:上限14550円-下限14350円

14日の東京市場は前日の大幅上昇に対する反動も考えられ、こう着感の強い相場展開になりそうである。13日の米国市場はまちまち。NYダウ、S&P500は小幅ながらも最高値を更新した。一方で、ハイテクや小型株などには戻り売りが広がっており、ナスダックは反落だった。シカゴ日経225先物清算値は大阪比40円高の14470円。

13日の日経平均は海外株高や円安、とりわけ米国でハイテクなどのモメンタム株の大幅上昇が安心感につながっていた。米モメンタム株の買いが続かなかったことから、東京市場についても中小型株への戻り売りが警戒されそうである。

日経平均はリバウンド機運が高まりやすいが、中小型株については引き続き需給懸念がくすぶる状況である。また、決算を手掛かりにした物色が活発だが、短期資金が集中することで、その後の回転が利きづらい面も意識されてきている。ザラバ決算についても明暗がはっきり分かれる状況であり、なかなかリスク・オンに向かいづらいところか。

一方、KADOKAWA<9477>と、動画配信大手のドワンゴ<3715>が経営統合する方針を固めたと報じられている。アニメ・ネット動画といった関連銘柄へのテーマ物色が期待されそうである。前日には三菱ケミHD<4188>が大陽日酸<4091>の買収を発表していた。再編の動きなどが様々なセクターで意識されてくる可能性がある。ただし、短期資金が中心と考えられるため、資金の逃げ足の速さなどには引き続き注視する必要がありそうだ。

なお、テクニカル面では日経平均は25日線のほか、週足の一目均衡表の雲上限をクリアしてきている。今後は13週線が位置する14560円辺りを捉えてくる可能性が意識されてくる。

■外資系証券の注文動向:差し引き1250万株の売り越し

朝の外資系証券6社経由の注文状況は、売り2800万株、買い1550万株、差し引き1250万株の売り越しとの観測。なお、直近5日分の注文動向は以下の通り。

5月7日(水):790万株の売り越し
5月8日(木):210万株の売り越し
5月9日(金):190万株の買い越し
5月12日(月):270万株の売り越し
5月13日(火):940万株の買い越し

■前場の注目材料

・個人投資家のマインド低下傾向は継続、中小型は神経質な展開が続く可能性
・ニコン<7731>、今期営業利益見通しは630億円とコンセンサスを大きく下回る
・KADOKAWA<9477>とドワンゴ<3715>が経営統合へ、アニメ・ネット動画関連に関心

☆前場のイベントスケジュール

<国内>

08:50 4月企業物価指数(前年比予想:+4.0%、3月:+1.7%)《KO》

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