【木村隆のマーケット&銘柄観察】エナリスは需給悪から、今後の成長性評価へ方向が転換

2014年5月13日 12:04

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記事提供元:日本インタビュ新聞社

  エナリス <6079> (東マ)が5月12日に発表した、今2014年12月期の第1四半期の決算は、売上げ38億4000万円(前年同期は未公表)、営業利益1億1800万円(同)となった。そして、今期通期では、売上げ434億3300万円(前期101億7700万円)、営業利益22億400万円(同7億4000万円)の大幅増収益見通しを据え置いた。

  同社は「エネルギー流通情報産業」を標榜している。発電から消費に至るまでの電力が流通するプロセスにおいて、より効率的なエネルギー利用を促進すべく、電力需要家に最適な電源や電力会社の選択肢の提供を行っている。

  エネルギーマネジメント事業では、独自開発の「FALCON SYSTEM」を導入した顧客を中心に、部分供給制度を利用した電力の調達先を見直す「電力代理購入サービス」の営業展開に注力。パワーマーケティング事業では、電源開発における太陽光発電設備の開発を進めるとともに、電力卸取引も、寒気の影響を受けやすい天候を受け、暖房需要が増加したことなどから堅調推移となった。

  決算とともに、新たにバイオ燃料を使用したディーゼル発電所を建設する計画も発表した。バイオ燃料は化石燃料に代わるエネルギーとして期待され、今後バイオディーゼル発電所の規模拡大が予想されている。

  同時に公募増資を発表した。公募増資400万株とオーバーアロットメントによる60万株の売り出しを実施する。販売用発電所の建設に伴う運転資金と、今回のバイオディーゼル発電所の建設にかかる設備投資資金などに充てる。

  目先は需給の悪化懸念が優先される展開だが、今後は次第に公募増資の資金獲得による収益アップに視点が置き換えられていくものと思われる。(木村隆:日本証券新聞取締役編集局長を経て株式評論家)(情報提供:日本インタビュ新聞社=Media-IR)

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