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利食いは想定内、ソフトバンクの動向に関心集まる/東京株オープニングコメント
記事提供元:フィスコ
*07:58JST 利食いは想定内、ソフトバンクの動向に関心集まる
17日の東京市場は底堅い相場展開が期待される。16日の米国市場では3月鉱工業生産、設備稼働率が予想を上回ったほか、主要企業の好決算が相次いだことから、終日堅調推移となった。シカゴ日経225先物清算値は大阪比45円高の14465円だった。この流れを受けて、買いが先行することになろう。
ただし、欧米市場は週末にグッドフライテー(聖金曜日)の祝日を控えていることもあり、海外勢の資金流入は細りそうである。また、日経平均は16日に今年2番目の上げ幅となった反動から、利益確定の流れも出やすいと考えられる。ポジション調整が意識されやすい状況であり、短期的な値幅取り狙いの商いが中心になりそうだ。
また、米国の決算ではグーグルやIBM、アメリカン・エキスプレスなどが時間外取引で軟調推移となっており、インテルやヤフーの決算効果も落ち着きそうである。とはいえ、相場のけん引役はアリババの好業績確認を材料視したソフトバンク<9984>の急動意だった。信用倍率が16倍台と取組みの悪い状況であるが、25日線辺りを捉えてくるようなリバウンドをみせてくるようだと、市場に勢いを与えそうである。
そのほか、日本銀行が支店長会議を開き、4月の地域経済報告を行う。追加の金融緩和期待が根強く、支店長会議での黒田総裁の発言なども市場の関心を集めることになりそうだ。財務相発言によるGPIFの思惑なども売り込みづらくさせると考えられ、利食い局面では押し目拾いの流れが強まる可能性はありそうだ。《TN》
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