【アナリスト水田雅展の銘柄分析】カナモトは一巡して再動意、好業績評価して上値試す

2014年4月17日 07:24

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記事提供元:日本インタビュ新聞社

  建設機械レンタル大手のカナモト <9678> の株価は、3月高値後に上げ一服の展開だったが、自律調整が一巡して再動意の構えだ。建設関連ビッグプロジェクトが目白押しで中期的に事業環境は良好であり、好業績を評価して上値を試す展開だろう。

  建設機械レンタルを主力として、海外向け中古建設機械販売、土木・建築工事用鉄鋼製品販売、IT機器・イベント関連レンタルなども展開している。北海道を地盤に東北、関東、中部、近畿、九州にも営業拠点網を拡充して全国展開を加速し、12年6月に道路建機レンタルと道路工事施工のユナイトを子会社化するなど、グループ戦略やアライアンス戦略も強化している。

  4月9日には、環境保全設備や地下施設建設機械などの製造・レンタルを手掛ける子会社のKGフローテクノが、中国・上海に現地法人を設立したと発表している。中国で需要拡大が見込める環境保全設備や地下施設建設機械の事業展開を推進する方針だ。

  今期(14年10月期)連結業績見通し(12月11日公表)は売上高が前期比6.0%増の1175億円、営業利益が同10.0%増の125億30百万円、経常利益が同9.2%増の120億90百万円、純利益が同4.1%増の60億50百万円としている。震災復興関連工事、防災・減災・耐震化関連工事、老朽化インフラ補修・更新関連工事、都市再開発関連工事、激甚災害現場の復旧工事などが活発であり、営業拠点網拡充などの営業強化策も寄与して建設機械レンタル需要が高水準で推移する。

  第1四半期(11月~1月)は、前年同期比15.5%増収、同45.6%営業増益、同47.5%経常増益、同55.6%最終増益の大幅増収増益であり、通期見通しに対する進捗率も高水準だったため、早くも通期増額の可能性が高まっている。20年東京夏季五輪やリニア中央新幹線など建設関連ビッグプロジェクトが目白押しであり、中期的に事業環境は良好だ。

  株価の動きを見ると、全般地合い悪化の影響を受けた2月安値圏2400円近辺から急反発して3月11日の高値3390円まで上値を伸ばした。その後は利益確定売りなどで上げ一服となり、概ね3000円~3100円近辺で推移していたが、4月16日は前日比150円(4.84%)高の3250円まで上伸した。目先的な過熱感が解消して自律調整が一巡したようだ。

  4月16日の終値3250円を指標面で見ると、今期予想連結PER(会社予想の連結EPS167円87銭で算出)は19~20倍近辺、今期予想配当利回り(会社予想の年間30円で算出)は0.9%近辺、実績PBR(前期実績の連結BPS1513円49銭で算出)は2.1倍近辺である。日足チャートで見ると3000円~3100円近辺の短期モミ合いから上放れ、週足チャートで見ると13週移動平均線がサポートラインのようだ。自律調整が一巡して上値を試す展開だろう。(情報提供:日本インタビュ新聞社=Media-IR)

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